東宝ミニミニ怪獣総進撃


ブルマァク 東宝ミニミニ怪獣


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ブルマァクが1970年代に発売した5cmほどのミニミニ怪獣。
以前ウルトラ怪獣を取り上げましたが、今回は東宝怪獣です。現在、画像の12種類を確認しています。



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ゴジラ。マルサン・ブルマァクのスタンダードソフト人形に似た造型です。

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アンギラス。金型からの抜きのためか頭部が横向きになっています。

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ラドン。頭部はなかなかリアルですが、やはり横向きです。
かなり小さい人形。

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モスラ。目の塗装がおかしな仕様ですが造型はいい感じ。
画像の個体は塗装剥げが残念。

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キングギドラ。宇宙超怪獣の威厳は消えて、かわいらしいです。
サイズも小さめ。

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ガイガン。思い切り横を向いた頭部と下げた両腕で、なんともおとなしい印象。

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モゲラ。撮影スーツ準拠の立体物として貴重な存在でした。

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バラゴン。怪獣らしい前傾姿勢がかっこいいです。

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ゴロザウルス。頭部が小さく尻尾を巻き上げた、おかしな造型です。

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ガバラ。スーツによく似ています。

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ミニラ。これもよく似ていますが、妙に大ぶりなのが残念。

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メカゴジラ。胸の造型からMG1のようです。
なかなかカッコイイですが、腕を上げたポーズにしてほしかったですね。




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これらはウルトラ怪獣同様に硬質未塗装版、彩色版、消しゴム版の3種類が発売されたようです。


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硬質未塗装版は具体的な販売形態は不明。青成型の5種のみ確認しています。
これらは造型が緻密で全体に小ぶりな印象で、梨地状の表面処理が多用されている特徴があります。
また、抜きの都合でラドンやアンギラスのように顔を横に向けているものがあり、同様のガイガンも硬質版が存在するのではないかと考えています(画像のガイガンは消しゴム版)。


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彩色版では画像の6種が追加され全12種になりました(バラゴンは未入手なので消しゴム版です)。
この6種は全体に大ぶりになり、造型もさほど緻密でなくなった印象です。

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アンギラスとミニラの比較、かなり大きさが異なります。

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これら彩色版は台紙パック「ミニミニ怪獣18セット」で販売されました。
画像は怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ1988版(朝日ソノラマ)より。


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消しゴム版はヘッダー付き袋入りで単品販売されました。
赤・黄・白・緑の4色を確認しています。
ヘッダーは2種で、同じイラストで「第2弾」と追加されたものがあります。
現状では初弾が硬質版のある6種、2弾が彩色版時に追加された6種なのではないかと推測していますが詳細不明です。
表記のSTマークはどちらも同じで、1975年発売を示しています。



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というわけで、東宝ミニミニ怪獣総進撃!
バラゴンとガイガンの彩色版も入手したいな~


……ところで、東宝怪獣は12種類なのに彩色版は「ミニミニ怪獣18セット」として販売されています。
そのセットに同梱された東宝怪獣以外の6種がこちら。

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帰ってきたウルトラマンより、デットンとゴキネズラ。
これらの水色成型版はこのセットでしか流通しなかったようです。
もうちょっとかっこいい怪獣を選べばよかったのに…(^^;

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ピープロの冒険ロックバットより、ロックバット・ブレイザー・ドラダヌギー・ズク博士。
怪獣たちより大ぶりでがっしりした造型です。色が地味なのが残念。
ロックバットシリーズは単品袋入りの消しゴム版も発売されていますが、硬質未塗装版の存在は未確認です。


[ 2020/04/26 19:35 ] チープトイ | TB(-) | CM(2)

総進撃あそび?


ゆるく、つなぎ更新です。


片付けをしていたら海洋堂・特撮リボルテックの怪獣が出てきました。
せっかくなのでバンダイ・モンスターアーツのモスゴジと一緒に怪獣総進撃っぽく並べてみました。

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モスゴジはよく動きますが、頭部が小さくプロポーションのアレンジが強すぎる印象です。
これはこれでかっこいいし、1984年にポピーが発売した巨大ソフト「限定版ゴジラ」(イノウエアーツ原型)みたいな感じで悪くはないですが(^^;


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これらの中ではモゲラの商品化が一番うれしかったのですが、腕のリボ球が目立つなど出来はいまひとつですね…


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実際に手にしてもっとも気に入っているのはギャオスです。
頭部のパーツ分割が工夫されていて、差し替え無しで飛行姿勢にできるのが楽しい(^^
ラドンも含め有翼怪獣はもともとポーズ付けの幅が限られているから違和感が少ない、という面もありますが。
対してガメラやバラゴンは肘が一軸可動のみなので、思うようにポーズが付けられなくて残念です。


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モスラは造型自体はいい感じなのですが、羽の基部にリボ球が使われておらず一軸可動のみで、4枚それぞれをひねるように動かせないのが難点です。


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どうせならアンギラスとメーサー車も買っておくんだったな…と思ってちょっと調べたら、いつの間にか安価では入手できなくなっているようです。無念……


海洋堂には「自分たちが作っているのは玩具でなく模型だ」という自負があるようで、オモチャらしい楽しさを求める自分の好みとはどうも本質的なズレがあるように感じています。
とはいえ造型自体の質は高いから、特撮リボルテックは他にもMJ号とかメタリックTB2号なんかも手元にあります(^^


[ 2020/04/19 01:17 ] 暫定 | TB(-) | CM(4)

仮面ライダー6連カード コンプリート…?


仮面ライダーカード・ゲーム


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天田が1971~2年に発売した仮面ライダーカード・ゲーム
1枚に6種の写真が印刷されミシン目が入れられているので「6連カード」などと通称されます。
本放送当時、ライダースナックの登場以前は5円ブロマイドとともに高い人気で、続々と新しい写真が追加されて全8弾にわたって展開されました。

ウルトラマン・セブンの6連カードはコンプリートしたと以前投稿しましたが、仮面ライダーは枚数が多いうえ全容把握が難しく収集は簡単でない状況です。

検索するとネットオークションに全種セットが出品された記録が残っており、説明文に各弾の枚数が明記されています。自分の手元のカードと照合してみると信頼性が高いと思われるので、枚数についてはその数字を確定値と判断しています。

あとは各弾が具体的にどんな写真で構成されていたのかが問題なのですが、2006年ころにまんだらけZENBUの「カード馬鹿一代」という連載でライダー6連カードが紹介されていたようです。
とりあえず第2弾を紹介している回のみチェックできたのですが、2弾を26枚、3弾を48枚と記述しているなど情報がまだ不完全だったようです。



以下は各弾の概要です。

第1弾「仮面ライダー」全45種
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タグの地色は朱色っぽい赤。
版権表示の「C」が丸く小さい書体なのが特徴。
すべて旧1号時期の講談社スチールで構成されており、変身前の本郷の写真も多いです。


第2弾「 (タイトル不明) 」全27種
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版権表示の「C」が縦長の書体になり、以降も踏襲されます。
2号編初期に朝日ソノラマと石森プロが行った撮影会での写真を中心に構成。
6枚がつながった未切り状態では1弾の写真と混載で印刷されたものが確認されています。
もしかしたら、1弾45種のうち27種を新しい写真に入れ替えた状態で印刷・販売されたのかもしれませんが、詳細不明。


第3弾「仮面ライダー新版」全54種
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タグの地色は赤に近い濃いピンク色。
取材再開した講談社スチールと8月の大規模撮影会の写真を中心に構成。
1971年の10~11月ころ出回っていたように記憶しています。
この弾は未使用タグを入手できたので裁断前の印刷状態を推測してみました。
すると出てきたカードは52種ですが2枚分が欠けていることが判明、その部分はウェブで見つけた画像で確認して全54種を確定できました。


第4弾「レッツゴー仮面ライダー」全45種
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タグの地色はピンクになり、以降も踏襲されます。
3弾同様の素材に9月の大規模撮影会の写真を加えた構成。
横レイアウト写真の印刷の向きや版権表示のクレジット位置がバラバラで、全容把握が困難な弾。


第5弾「けっとう!仮面ライダー」全54種
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第4クール前半制作話の本編スチールを中心に構成。
ゴースター単体は印刷段階で同じ写真が2か所に使われているため、写真自体の種類は53種。
黄金狼男やダブルライダー、カビビンガ・ハエ男の本編時写真など魅力的な画像が多いです。
またこの弾から裏面の図柄がサッカーからボウリングに変更されています。
1972年の2月ころ出回っていた記憶があり、ライダー人気が最高潮の時期です。
この弾以降は発行数がかなり多く、収集のハードルが下がるようです。


第6弾「怪人大行進仮面ライダー」全45種
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単体に怪人名をクレジットした写真で構成。
相応の未使用タグが流通しているようです。


第7弾「ショッカーをたおせ仮面ライダー」全45種
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版権表示が3段になっているのが特徴の弾。
第4クール後半から劇場版仮面ライダー対ショッカー、新1号最初期制作話までを中心に構成。
劇場版の写真が少ないのが残念。


第8弾「変身シリーズ行け仮面ライダー」全45種
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新1号編序盤の本編スチールで構成。
販売途中でカード上部に点数券が付くようになり、アルバムがもらえたようです。
同時に裏面も番号付きのデザインに変更されましたが、写真は45種なのに50番台の数字があります。
同じ写真に複数の番号が割り当てられたのかもしれませんが、詳細未確認です。
(新1号以降は思い入れがうすいので……(^^;)




さて、ライダーの6連カードもウルトラ同様にコツコツと収集を続けてきましたが、第4弾はどうしても42種しか見つからない状況に陥りました。
そもそも4弾はすべての絵柄がわかっているわけではないので、足りない3枚がどんなカードなのかもわからず、行き詰まってしまいました…


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そして近年、初めて4弾の未切り状態カードを何枚か入手できたのですが、その中に3弾の写真が混ざっているのに気付きました。これは一体…?

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画像向かって左が3弾、右が4弾です。
2号とキノコモルグが組み合った写真が両方に含まれています。


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上が3弾、下が4弾です。注意深く比較してみると…


P3222573-のコピー

P3222570-4danのコピー
左上の木の写っている範囲が微妙に異なります。
4弾は、同じ写真のトリミング違いとわかりました!
これは、1枚づつ切られたカードを肉眼で見ているだけではまず気づかないレベルの差異です…

これで、残るはあと2枚。
同じようなトリミング違いを探してみると、ありました!

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3弾だと思っていたドクダリアン基地での特写です。


P3222576-3danuのコピー

P3222579-4danのコピー
右下の階段と赤戦闘員の足が写っている範囲が異なります。
下のカードは4弾と考えて間違いないでしょう。
これで残るはあと1枚!


……なのですが、明確なトリミング違いがこれ以上は見つかりません。
そもそも複数のカードを見比べないとわからないことなので、ダブリのないカードは検討することもできないのです…




現状で、とりあえずあやしいと思っているのはこのカードです。

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8月の撮影会での2号のライダーキック写真。


P3222584-3danのコピー

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足元の地面?をよ~く見ると…

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山のように見える部分の面積がわずかに異なっています。
これはトリミングの違いなのか、あるいは印刷時の版ずれとかでしょうか…?


これがトリミング違いと確定すれば、仮面ライダー6連カードのコンプリートになりそうです。
この写真が4弾に含まれるかどうかご存知の方、4弾の裁断前状態などの情報をお持ちの方はご教示いただけたらと思います。
コメント欄でなくメッセージなどでも結構です。
薄謝も用意しますので、よろしくお願いいたします<(_ _)>

[ 2020/03/23 20:16 ] 暫定 | TB(-) | CM(4)

『怪獣の世界』補遺


つなぎ更新で、軽い話題です。 


一昨年、講談社ワールドスタンプブック『怪獣の世界』をコンプリートしたと投稿しました。
その際、未入手だった「完成記念カード」を入手しました。


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スタンプブックには一定枚数を集めると残りのカードを「特別注文」で購入できる制度があり、そのカードが送られる際に「完成記念カード」が同封されていました。
記念カードはスタンプカードよりかなり大きく、3枚セットだったようです。

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裏面には丁寧な文面があります。

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3枚のうち、アントラーとヴィラ星人はなかなかいいのですが…

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残る1枚はなぜかクレージーゴンの単体です。
写真としては悪くないけど、どうにも不思議なチョイス(^^;


なおウェブで調べると別種の記念カードも存在しており、全容は不明です。
『怪獣の世界』は1975年春の新発売、78年ころの再版、85年ころの再々版と三度展開されました。
記念カードのバリエーションは発売時期の違いによるものなのか、それとも同時期に複数種類が存在したのか…?



また、古いファイルからこんなシートが出てきました。

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スタンプカード9枚の未裁断シートです。

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出てきたのはこの2枚のみ。


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これらのことはすっかり忘れていましたが、カード裏面デザインが変更されていることから再々版時のものとわかります。
再々版ではカード袋に当たり券が封入されており、このシートが景品だったようです。

再々版は買った記憶が無く、これらのシートは当時行きつけだった書店でサービスとしてもらったような気がします。
ファンコレやロマンアルバムをよく買っていたお店でした(^^




というわけで、『怪獣の世界』は、真のコンプリートへの道はまだまだ遠いようです。

パトラッシュ、僕もう疲れたよ……




[ 2020/03/16 22:09 ] 書籍・雑誌 | TB(-) | CM(2)

まぼろしのウルトラファイト自販機


玩具商報1973年10月15日号より。


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仮面ライダーV3の「オートシネビジョン」という自動販売機の広告です。
100円を入れるとV3の映像を見ることができ、同時に景品が出てくるそうです。


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発売元は大阪に本社のある根岸良典商店、価格は17万円となっています。
映像は8ミリフィルムで10秒~6分に調整可能、V3以外にも「東映の教育映像で漫画映画を豊富に」揃えているとのこと。
各部に多くの改良点があると記述されており、同様の自販機はこれ以前から稼働していたようです。



私は「オートシネビジョン」に似た機械でウルトラファイトを見た記憶があります。

たしか1972年の夏以降のころだったと思います。
行きつけのスーパーの玩具売り場のはずれに、同様の自販機で「ウルトラ怪獣」の映像を見ることが出来るものが置かれました。
外見からはなにが見られるのかわからず、とにかく見てみたくて親にねだったのだと思います。
コインを入れると大音量の音楽が鳴り響き、映写が始まったのはたしかセブン対恐竜戦車のウルトラファイトでした。
「な~んだ、ウルトラファイトなのか」と少し拍子抜けしましたが、当時の自分は「ウルトラマンとセブンは帰ってきた~以降とは別格」と感じていたので、その映像を放送以外で見られるのは魅力的でした。

ただし、困ったのが音です。
稼動とともに大音量で流れ出したのは「怪獣音頭」です…
当時は聴いたことがなかったし、ご陽気な伴奏とともに「ヌルっと出てきた怪獣は~」とおかしな歌が流れると、周囲にいた人たちがなにごとかと集まってきて、とてもじゃないが映像に集中することが出来ませんでした。

その後もしばらくその機械は置かれていて他にどんな怪獣が見られるのか気になりましたが、大音量の怪獣音頭を考えると、もう一度見ようとは思えませんでした。
あの音さえなければ何度でも見たかったのに……(T T

なお、出てきた景品はタカトクの仮面ライダー駄玩具だったような気がしますが、これは思い違いかもしれません。



ところで、ウルトラファイトの人気が「帰ってきた~」制作を決定させたというような記述をよく見かけますが、当時怪獣好きだった子供の一人としては違和感があります。


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当時の子供にとってのメインはやはり「再放送で見る第1次ブーム期作品」であって、その盛り上がりがあった上でウルトラファイトは「脇に加わった」という程度の印象です。ソフト人形や絵本、ブロマイドなどの関連玩具もファイト放送以前から大人気でした。
自分の場合、ファイトでもいわゆる「抜き焼き編」は大好きで、めったに見られない「ウルトラ眼光」や「ウルトラバリア」などに当たった時は大歓喜でした。


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一方「新撮影編」は、幼児ながら「怪獣ではあるけど、これは違うだろ…」と脱力しました。

成人後には世代としての思い入れも生まれて、LDボックスで全話制覇した時にはある種の達成感がありました(^^
とはいえ、それはあくまで「ゆるさを楽しむ」という現在の視点からのもので、子供のころは同じ怪獣なのに本編との落差が大きすぎて許容できなかったのだと思います。
マニア上がりでプロになった人たちには「当時からファイトが好きだった」と公言される方も少なくないようですが、それが主流だったとは思えないけど、どうなのでしょうか…?


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掲載しているファイトの写真は丸昌の5円ブロマイドです。
中でもこれは、ウルトラブロマイドで「ダブリじゃないのに全然うれしくない」という、稀有な1枚です(^^;

[ 2020/02/28 22:20 ] 怪獣ブーム雑感 | TB(-) | CM(6)