トミーのイデオン その1

トミーのイデオン その1
 
 

 
伝説巨神イデオンの本放送時、主要な玩具はメインスポンサーのトミーから発売されました。
トミーにはトミカに代表されるような堅実な一般玩具のイメージが強いですが、第一次怪獣ブームの1967年、ャイアントロボの商品化で男児向けキャラクター玩具に本格参入しています。
 
 

変身ブームの1972年には、ヒーローの登場しない異色番組緊急指令10・4-10・10の商品化権を獲得し、隊員のソフト人形やオートバイのプラ玩具を発売しました。
画像の隊員ソフトはジャンク品でヘルメットは欠品、銃とホルスターは適当な代用品です。
 
 

1975年にはオリジナルヒーロー玩具スーパーガイゴローを発売します。
変身サイボーグの影響が濃厚ながら、製品自体は堅実なつくりで好感の持てるものでした。
 

ただし発売当時には変身サイボーグの展開は終了しつつあり、遅きに失した感は否めません。
また、サイボーグの自在な可動や超合金・ミクロマンなどの精密感を体験済みの子供にはトミーのゴローは大味なものに感じられてしまい、人気は得られなかったようです。
1970年代は男児玩具が急速に進化していた時代でした。
 
 

その後トミーは、1976年放送・円谷プロ制作の実写とアニメの合成による新機軸作品恐竜探検隊ボーンフリーのメインスポンサーとなり、玩具を展開します。画像は当時のてれびくん(小学館)の懸賞ページより。
ボーンフリーの玩具は安定した人気だったようで、この路線は東京12チャンネルに放送枠を変更して1977年に恐竜大戦争アイゼンボーグ、78年に完全実写の恐竜戦隊コセイドンと継続しました。
 
1979年は制作会社が日本サンライズに変更になり、再び実写・アニメの合成手法の科学冒険隊タンサー5が放送されています。
トミーはタンサー5の合金玩具において、バネの力をボタンひとつで解放してマシンを変形させるミラクルチェンジというシステムを開発して好評だったようです。
 
 

そして1980年、タンサー5の終了から一ヶ月後に放送開始されたのが伝説巨神イデオンです。
放送枠は異なりますがトミーにとってイデオンはタンサー5の後継作品と位置づけることができます。
このころ、ザンボット3で合金玩具に参入したクローバーが2年ほどで急成長しており、それを知ったトミーが「うちもサンライズのロボットアニメで儲けよう」と考えたのがイデオンの企画要因のひとつだったようです。
 

イデオンの設定は各マシンが通常・戦闘・合体の三形態に変形したうえで人型ロボットにもなるというきわめて複雑なもので、二次元的な矛盾も多く含まれていました。
そのうえ前作で好評だったミラクルチェンジの導入を前提に玩具が開発されたため、主力商品の奇跡合体イデオンは形状・ギミックともに劇中イメージとはかけ離れたものになってしまいました。
その他の大半の玩具もイデオンの独特な魅力を再現するには至っておらず、売れ行きはよくなかったようです。
 
結局イデオンは39話で打ち切りとなり、その後劇場版が公開されるというガンダムと同じ道程を辿りました。
ただし劇場版公開時にはトミーの玩具は再版されていないようです。
 
 

 
その後のトミーは、1983年に倒産したクローバーの後を受けてダンバイン後半の主役メカビルバインの合金玩具2種を発売しています。画像のデラックスビルバインは箱にトミーの企業ロゴすら無く、「発売元 株式会社トミー」と活字表記されているのみで、発売時の混乱状況が想像されます。
翌84年にはレンズマンを展開したもののヒットには至らず、以降は自社オリジナルのメカ生体ゾイドなどを中心とした展開になったようです。
 
 
(続きます)
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[ 2010/10/17 21:19 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(0)

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