たの幼ウルトラ怪獣絵本 その2

たのしい幼稚園のウルトラ怪獣絵本 講談社 1971


「たのしい幼稚園のウルトラ怪獣絵本」は、昭和46年3月でセブンシリーズを一旦終了し、4月からウルトラマンシリーズに切り替わります。
7月までの4ヶ月で巻号13から24まで、全12冊が刊行されました。構成は赤井鬼介氏。

発売時期は「帰ってきたウルトラマン」の放送開始時期に当たります。
新シリーズの放映時期に旧作の絵本が大々的に展開されるというのは現在では考えにくい状況ですが、これには講談社の単行本発売契約の期限切れが迫っていたという事情があったようです。

「たの幼ウルトラ怪獣絵本」の成功を受けて、「小学館の絵文庫」という絵本シリーズでは帰ってきたウルトラマンの写真絵本が展開されています。



セブンシリーズ同様に講談社保有の特写が数多く使用されています。ただしセブンやウルトラファイトの掲載例はなく、すべてウルトラマン本編撮影時の写真で構成されています。
 

そのためスチール量に限界があったのか、TBSの番宣用写真やフイルムのコマ焼き写真が併用されるようになりました。
また、絵物語中心で写真がほとんど掲載されていない巻も含まれています。


最終巻では、戦いで傷ついた身体を休めるために光の国へ帰ることになっています。セブンシリーズにも同様の記述がありました。


このシリーズの背表紙は全12冊をそろえるとウルトラマン対バルタン星人の絵が完成する仕様になっています。
4ヶ月で12冊というハイペースの発行に加えてあまり増刷が行われなかったようなので、当時この絵柄を完成させられた児童はごくわずかだったのではないでしょうか。



なおセブンシリーズは46年5月に1冊、10月に2冊が追加されてシリーズの巻号は最終的に27になっています。
ところが、なぜか51・52というはなれた巻号の出版物が存在します。


これは46年3月に発売された「たのしい幼稚園新案カード・ウルトラマン図鑑」「同ウルトラセブン図鑑」の2冊です。


「新案カード」とはB6判・厚紙製のカード32枚の箱入りセットです。
表面カラー、裏面一色の印刷でじゃんけんゲームなどができる仕様になっています。
「たの幼ウルトラ怪獣絵本」シリーズに組み入れられていますが、近年の関連出版物によれば「たの幼」編集部とは別の部署の企画・発行だったそうです。


新案カードシリーズでは他にタイガーマスクとスペクトルマンが各1冊、仮面ライダーが3冊発行されました。
仮面ライダーの3冊は近年復刻されています。
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[ 2009/07/06 19:59 ] 書籍・雑誌 | TB(0) | CM(0)

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