仮面ライダー怪人きりぬき画報

株式会社エルム カラー写真版仮面ライダー怪人きりぬき画報


昭和46年12月30日第1刷発行、290円。
第三クール制作末期に行われた印刷媒体向け撮影会の写真で構成されており、怪人のコスチュームは本編撮影時とは多少異なる部分があります。
全体にバイク用でなくゴム長靴のような黒ブーツを使用している他、クラゲダールやアリキメデスはなぜか赤い手袋を着けていたりします。


画像はモグラングのページ。見慣れないブーツが使用されています。



こちらは本編撮影時の写真、山勝の20円売りブロマイドより。通常のバイク用ブーツが使用されています。



「怪人きりぬき画報」と同じ撮影会での別スチール、これは天田製「仮面ライダーカードゲーム」の画像です。
つま先に爪のようなものがあり、足の甲には血管状のモールドが確認できます。この足パーツの正体はなんでしょうか。



講談社刊「仮面ライダーGOODS in BOOK」に掲載のモグラングのデザイン画を見ると、足先に爪が付いた形状に描かれています。
とすると撮影会で使われた足パーツは、本編撮影時に制作されていながら未使用に終わった本来のモグラングの足と考えられるのではないでしょうか。

本編の最終決戦は工場施設のような場所の高所の通路で撮影されており、アクションの都合や安全性を考慮して本来の足パーツでなく通常のブーツを使用した可能性が考えられます。
その後モグラングはトリカブトの回、桜島ロケのゴースターの回と劇場版「仮面ライダー対ショッカー」にも登場しますが、いずれも通常のブーツが使用されています。

撮影会で使用されたのがモグラング専用の足パーツだったとすると、本編よりもデザイン画に忠実なモグラングの真の姿なのかもしれません。

以上はあくまで推測ですので、真相は不明です。
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[ 2009/05/27 00:06 ] 書籍・雑誌 | TB(0) | CM(0)

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