《再掲》ブルマァクミニミニ怪獣1


2016年6月25日投稿の再掲載です。




ブルマァクミニミニ怪獣1




ブルマァクが1971年から発売したミニミニ怪獣シリーズ。
5cmほどのサイズでワンパーツ、ムク成型の怪獣人形で、ウルトラ怪獣、ミラーマン、東宝怪獣、冒険ロックバットの4シリーズが展開されたようです。
今回はこれらのうちウルトラシリーズのものを取り上げます。




ウルトラのミニミニ怪獣はさまざまな形態で販売され、ブルマァク倒産後も他社が金型を引き継いで生産を続けたため多くのバリエーションが存在しています。
当ブログではキャラクターとしては以下の24種を確認しています。



ウルトラQよりカネゴン。背面の(C)円谷プロ、ブルマァクの刻印は以下の怪獣もすべて同様です。



ウルトラマンよりウルトラマン、バルタン星人、メフィラス星人。
ウルトラマンとバルタンの造形はスタンダードサイズソフト人形によく似ています。
メフィラスはおかしなところに目玉?が描かれています。



ウルトラセブンより、セブンとキングジョー。



以下は帰ってきたウルトラマンより、マット隊員、タッコング、サドラー、デットン(あるいはテレスドン?)。


グドン、ツインテール、ゴーストロン、ダンガー。


ゴルバゴス、モグネズン、シーゴラス、ゴキネズラ。
ウルトラQから帰ってきた~までの怪獣は緻密でシャープな出来のものが多いですが、デットン・モグネズン・シーゴラス・ゴキネズラはやや大味な造形です。
これらは別の原型師が担当しているように思えるので、二次発売分としてあとから追加された可能性が考えられるかもしれません。



1974年のウルトラマンレオ放映時に追加された6体、レオ、カーリー星人、カネドラス。


ロン、ベキラ、ギロ星獣。




以上24種類のキャラクターが、さまざまな仕様・形態で販売されています。
今回は仮に六つのタイプに大別してみました。



Aタイプ……ブルマァク無塗装
Bタイプ……ブルマァク塗装済み
Cタイプ……ブルマァク消しゴム
Dタイプ……丸越?消しゴム
Eタイプ……セアーズ磁石版
Fタイプ……詳細不明

以下、各タイプごとに詳しく見てみます。




Aタイプ


最初に発売された硬質プラ製で無塗装のタイプ、赤・青・黄・緑・黄緑の5色が確認されています。
販売時期によって赤・黄・緑にはそれぞれ色の明るいものと濃いものがあるようです。



Aタイプの流通経路は多岐にわたっていますが、当初の単独での販売はカプセル自販機だったようです。
画像はブルマァクのチラシの復刻版(ブルマァクコレクションボックス同梱)より、この時点では「ミニ怪獣」シリーズという名称になっています。

この時期のヒーロー立像型カプセル自販機は「タカトクのジャンボキャラクター」と紹介されるケースが多いですが、帰ってきた~に関しては同じ筐体をブルマァクも使用していたことがわかります。
これはブルマァクとタカトクが、チラシに記載のある日本娯楽機という会社と個別に契約してそれぞれに商品展開していたと考えれば不自然ではありません。
のちのミラーマンでも同じ立像をブルマァクは展示用、タカトクは自販機として使用していました。


ブルマァクのカプセルの現物は手元にないので、タカトク版のカプセルを使って販売状態を再現してみました。
画像では6体入れていますがまだ余裕があり、実際に何体入っていたのかはわかりません。
価格も不明ですが、タカトク版が100円だったのは確認済みなのでおそらく100円と思われます。

1971年に私が初めて手にしたミニミニ怪獣はこのカプセル商品でした。
東京に旅行に行った親戚から、お土産として兄とひとつづつもらったことを憶えています。
画像の緑のカネゴンはそのころからずっと手元にあるものです(^^



同時期にAタイプは画像のような金庫や貯金箱の付属品としても同梱されています。
画像はコレクションボックス同梱の復刻カタログより。
また、アルバムと大判ブロマイドとミニミニ怪獣4体をセットにしたちょっと変わった商品もありました。

他に、ブルマァク製のウルトラメカなどのプラモデルにサービスとして同梱された可能性もあります(ミラーマンのミニ怪獣は同梱が確認されています)。



1972年にはプラケース入りのセット品も発売されています。
画像のセットにはウルトラマンAのスーパーボール3個とミニミニ怪獣5体(うち1個はミラーマン怪獣)、ミニソフト人形のカタログが同梱されています。


こちらのセットはミニ怪獣12体と東京タワー、ミニカタログが同梱されたもの。


商品全容、カタログはなぜか2冊入っていました。
ウルトラマンレオの怪獣が含まれているので製造は1974年以降ですが、STナンバーは1972年になっているので発売自体は72年と思われます。
そのためかエースの証紙が貼られています。


こちらのセットは中古状態で入手したので詳細不明ですが、ミニ怪獣10体が入っています。
帰ってきた~の証紙が貼られているので71年に発売されたものかもしれません。


これらのセットを並べてみると、中古のもののみフタパーツの厚みが小さくなっています。



1974年には台紙パックのセット品が発売されました。
人形の色調や質感は上記のタワーセット同梱品と同じで、74年生産分は全体に明るい印象です。
黄緑成型は74年から導入されたようです。




他に、Aタイプは他社の食器のオマケにも使用されています。
メーカーは新潟の布施洋食器工業で、円が三つ並んだ社標からミツワマァクが通称だったようです。
「マーク」ではなく「マァク」としているのは、当時破竹の勢いだったブルマァクにあやかっているのでしょうか?
同じシリーズの帰ってきた~の丸皿にも怪獣2体付きのものが確認されています。

ミラーマンはまだしも、おはよう!こどもショーにまでウルトラ怪獣を付けているのはやりすぎ感があります。
これも当時の第二次怪獣ブームの勢いと、版権事情のゆるやかさの結果でしょうか。




Bタイプ


やや軟質の素材に塗装が施されたタイプ。
1974年のウルトラマンレオ放送時の発売と思われます。



Bタイプは「18点ミニミニウルトラ怪獣軍団」というセット売り専用だったようです。
画像は復刻カタログのもので帰ってきた~までの18点が入っていますが、実際に販売されたものはレオ関連の6種が含まれていたものが確認されています。


またレオの6種はアクションレオという可動人形にも同梱されており、そのためか彩色パターンのバリエーションも存在しています。
画像は復刻カタログより。



Bタイプの彩色バリエーション、カネドラス。


カーリー星人。


ロン、向かって右は角が欠損しています。


ベキラ。


ギロ星獣は他4種のような大きなパターン違いは未発見ですが、画像左はゴールドスプレー、右の触角欠損個体は黄色のスプレーになっています。


レオ怪獣以外のBタイプにも、微妙なバリエーションが存在しています。


画像のバルタン星人は成型色のグリーンの色調が微妙に異なっています。
同じパターンはカネゴンにも存在しています。


キングジョーも同様で、さらにスプレー色に赤と茶の違いが見られます。


モグネズンは赤い成型色の色調が大きく異なっています(向かって左は落書きあり)。



また、ゴキネズラとデットンは東宝怪獣の「ミニミニ怪獣18セット」にも同梱されており、そちらは水色成型だったようです。
画像は怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ1998年版(朝日ソノラマ)より。




C~Fタイプについては次回取り上げます。



スポンサーサイト



[ 2019/11/19 00:14 ] チープトイ | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する