玩具業界誌から

玩具業界誌から


1970年代の玩具業界誌から、ちょっと気になる情報をサルベージします。



トイジャーナル1974年11月号(東京玩具人形問屋協同組合)に掲載された新製品情報より。

宇宙戦艦ヤマト本放送当時に発売された合金玩具はポピニカ・コスモゼロのみですが、ここではヤマトとブラックタイガーも告知されています。(「零戦」がコスモゼロと思われます)
最下段の「ライザーロボット」とはアナライザーロボットの誤記と思われます。

発行が11月初めなので、おそらく10月上旬くらいの時点での予定と考えられるでしょうか。
予定価格はヤマトが1200円、他2種が1000円となっていて実際のコスモゼロ(550円)とは大きく異なっています。
どのような製品仕様が予定され、準備はどこまで進んでいたのでしょうか…?


超合金アナライザーは、ミニソフト人形のヘッダーに試作らしき写真が掲載されています。
胸部の黄色い突起はミサイル発射ギミックでしょうか。


当時、主役メカのヤマトがポピニカで発売されずにコスモゼロのみが発売に至ったのはなぜなのでしょうか。

ヤマトは形状がかなり複雑ですが、コスモゼロとブラックタイガーは比較的シンプルです。
ヤマトの試作や設計に時間がかかっている一方で、とりあえずコスモゼロの商品化準備を先行させていたが、そうこうしているうちに2クールに短縮しての放送終了が決まってしまい、コスモゼロ以外は発売中止を決定した……とかでしょうか。
当初の予定よりも低価格帯での発売になったのは、視聴率不振を受けての展開規模縮小措置だったのかも?

このあたりの事情はいろいろと謎です。





こちらはトイジャーナル1975年7月臨時増刊より、ジャンボマシンダーの集合写真。

ロボコンは実際には「デカデカロボコン」という商品名で発売されましたが、開発時は完全にジャンボマシンダーだったことが確認できます。
画像のものは試作品のようで形状も市販品とは異なっており、トーキングの「おしゃべりロボコン」に似た印象です。
市販品は頭部や開閉するエプロン部分がもっと大きくなり、よりかわいい造形に変更されました。

またグレートマジンガーはこの時期でもまだ頭部の大きい最初期版が使用されています。
形状的な見栄えは、やはり最初期版がいちばんだと考えられていたのでしょうか。





トイジャーナル1979年8月臨時増刊より、クローバーのガンダム商品のページ。

ガンダムに混ざってザンボット3の基本体とコンビネーションジュニアが掲載されており、価格も初版より100~200円値上げされています。
ガンダム放送中のこの時期に、ザンボットの合金玩具が再販されたのでしょうか。


当時の生活圏(北関東の地方都市)では、このころ新たにザンボットの玩具が流通しているのを見た記憶はありません。
可能性として考えられるのは…

 ・再販を予定したが実現しなかった
 ・少量再生産して、都市部のデパートなどの一部店舗にのみ流通した
 ・相応の量の初版の在庫が残っていたのでこの時期に再出荷した

などのケースでしょうか。
詳細をご存知の方はご教示いただけると幸いです。




気になる情報は他にもあるので、今後もいくつか取り上げる予定です。


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[ 2016/11/08 02:24 ] 暫定 | TB(0) | CM(12)

No title

リストの表記から、まだヤマトがメジャーな存在でなかったのが感じられて面白いですね

もう記憶に無いのですが、大型のロボコンの足は黒色パーツになってたんですね~
[ 2016/11/08 07:27 ] [ 編集 ]

No title

超合金アナライザー、試作写真にビックリです❗見てみたかったですね~。

※ザンボットは、ガンダムブーム時に「コンビネーションjr.」を箱絵替えで再版してました。関東ではCMまで流したとか。
当時買いたかった!自分の記憶トークですが、「30年目のザンボット3」にも書いてたような気がします。。
[ 2016/11/08 11:16 ] [ 編集 ]

No title

確かヤマトのポピニカはテレビアニメ3期の時に発売されましたね。
[ 2016/11/08 19:10 ] [ 編集 ]

No title

本放送時にポピニカ・ヤマトが発売されたら、車輪走行で先端からミサイル発射というプラモと同じようなギミックだったのでは?

再販のクローバー・ザンボット3は、記憶だとザブングル放映時に新規のCMが放送されていたと思います。
その頃、岡山では再放送していました。
ですが、玩具店で商品を販売していたか?は確認していません。
[ 2016/11/08 19:46 ] [ 編集 ]

No title

> へてかるぴさん
「宇宙戦艦大和」という字づらはちょっと新鮮ですよね(^^
ロボコンの黒い足は、多くのポピー製品共通の特色になっています。
[ 2016/11/08 23:22 ] [ 編集 ]

No title

> ごんちゃっくさん
1982年のザンボット玩具再販については把握していて、当ブログ「ザンボット3コンビネーションプログラム」のページで触れているのでよければご参照ください(^^

20年目のザンボット3は良書ですが、玩具については淡白でいまひとつだった印象がありますね。
[ 2016/11/08 23:27 ] [ 編集 ]

No title

> 紙粘土さん
ヤマトⅢでは大型のビッグスケールもありましたね。
あこがれていますが入手はむずかしい…
[ 2016/11/08 23:31 ] [ 編集 ]

No title

> メロウリンクさん
本放送時期のポピニカにはディスプレイという概念はなかったから、ヤマトもコロガシ走行しそうですね。

ザブングル時期のザンボット再販についてはごんちゃっくさんへのコメントの通りです、情報ありがとうございます。

うろ覚えですが、関東ではガンダム本放送時期か直後くらいに東京12チャンネルでザンボットの再放送があったような気もします。
本放送時のままのザンボット玩具のCMも流れていたように記憶していますが、時期がはっきりしないです…
[ 2016/11/08 23:43 ] [ 編集 ]

No title

ミニソフビヘッダーの写真は超合金の試作品という説はかなり以前から囁かれていましたね。
コスモゼロのみ商品化はやはり主人公メカだったのも大きいでしょうね。
自分の周りでは全然見かけなくて、現物を入手したのは90年代の初め頃でした。
デカデカロボコンはポピーのロボコン製品で殆ど唯一ハートマークが作中と同じピンク色というのが印象的です。
昭和51年度発売のメカニックロボコンが黒いままというのは当時から不思議でした。

ザンボット3は79年10月から3月までに東京12チャンネルで土曜日の朝7時半から再放送されていました。その枠で当時のクローバー製品(ガンダムやトライダー)と共にCMが流されていましたよ。
コンビネーションプログラムのバラ売り(コンビネーション3)の商品が映像で使われていましたが、シメは「コンビネーションジュニア」という本放送でも流れていたCMと同一のものです。
あとクローバーといえば80年秋にテレビ朝日でダイターン3を再放送した際に、初回とは異なるナレーションのDXダイターン3のCMが流されていたのを覚えています。
ナレーターは鈴置洋孝氏ではなく石丸博也氏と思
[ 2016/11/09 12:44 ] [ 編集 ]

No title

ザンボット再放送は79年度後半でしたか!
情報ありがとうございます。
そのとき「ブッチャー最期の日」と「燃える宇宙」を録音したカセットテープが実家に眠ってます(^^

あのCM,最初に勝平が「ザンボットコンビネーション!ザンボットゴー!」と叫びますが、「ザンバードゴー!」の間違いじゃないかとずっと思っています。

79~80年ころにザンボットのダイカストがあらたに流通しているのは見ていませんが、デラックスダイターンは確かに見ました。
83年ころに内箱などを省略して再販する前に、初版と同体裁で出回ったことがありますね。
当時は超合金やマグネモジーグの再生産もしていたし、クローバーも再放送に合わせて適時再生産していたのかもしれませんね。

トイジャーナルのザンボット画像は秋からの再放送を見越しての掲載だった確率が高そうです。
[ 2016/11/09 23:34 ] [ 編集 ]

No title

当時は「こんな時間じゃ見られない」と不満でしたね。
丁度小学校の卒業式の日(9時頃に登校)に「燃える宇宙」が放送されて、しっかりと見たのを強烈に記憶してます(笑)
ザンボットはその後はテレビ埼玉やテレビ神奈川等の独立局で放送しましたが、82年夏にテレビ朝日に復帰して再放送があったのは嬉しくも驚きました。もうビデオ(βですが…)があったので全話録画しましたね。
[ 2016/11/10 00:09 ] [ 編集 ]

No title

たしか放映短縮未発売のポピーの合金玩具と言えば宇宙戦艦ヤマト(シリーズ1作目)のヤマト、ブラックタイガー、アナライザー以外だとDXゼロテスター1号、激走!ルーベンカイザーのDXルーベンカイザー、DXアバロ、アバロ、アバロレーシング、テクノボイジャー等もその一例でしたね。ルーベンカイザーの方はヤマトと同様、放映期間短縮でのDXルーベンカイザー、DXアバロ、アバロ、アバロレーシング等が未発売になってしまったのが悔やむ…。
[ 2019/03/27 00:02 ] [ 編集 ]

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