ダイアポロン準備稿?

ダイアポロン準備稿?



玩具商報1976年3月号(商報社)に掲載されたブルマァクの広告より、UFO戦士ダイアポロンの放映開始と商品展開の告知です。
掲載された各ロボットの画稿は決定デザインとは一部が異なっており、準備段階のものと思われます。



ダイアポロンは頭部デザインがまったく違うほか、胸部も少し異なっています。
胸部中央は透明パーツになっているようです。


頭部アップ、小さい画像なのでこの程度が拡大の限界です。
なんとも不可思議な、とらえどころの無いデザインに見えます。
頭頂部はウルトラセブンぽい?


念のため、こちらが決定デザインの頭部(てれびくん76年11月号ブルマァク広告より)。



アポロンヘッダー、やはり頭部が異なります。


ヘッダー頭部は中世ヨーロッパ騎士の甲冑をモチーフにしているようにも見えます。原作名称の「アポロン」からの連想でしょうか。(追記:原作の主人公の頭部がギリシャ風の甲冑になっているのにもとづいているようです。漫画は十数年前に一度読んだだけなので、忘れていました…
合身すると埋没していた頭部がせり上がって瞳が出現する設定?

いずれにせよ主役ロボットの顔としては個性が弱く感じられます。


決定デザイン(最新版ヒーローロボット大百科/ケイブンシャ1977掲載)と並べてみると、頭部以外はほぼ同じようです。



アポロントラングーは胸の下部などが微妙に異なります。


決定デザインと並べると腕が大きくゴリラのような体型です。これは合身後は巨大ロボでも合身前はあくまで小型ロボという設定を明確に示しているように思えます
さらに、合身すると腕の付け根が広がるギミックが考えられているようです。



アポロンレッガーはほぼ決定デザインになっています。


並べてみてもほぼ同じ。足首の丸いディテールの位置のみ異なるようです。
レッガーの脚が長いのも合身前後のサイズ差によるものと思われます。


広告掲載は3月発売号なので、締め切りが2月初めとすればこれらの画稿は1月ころの段階のものと考えられます。
4月放送開始であれば本編作画作業は2月にはスタートしていないと間に合わないでしょうから、デザイン変更はかなりギリギリの時期になってから行われた可能性があるようです。

トラングーのデザインを見るとアメフト要素は当初から意識されていたようですが、頭部デザインを変更してアメフトヘルメットそのものにすることには、キャラクター性をより明確化しようという狙いがあったのかもしれません。
主人公たちのコスチュームやボール型の武器を使用することなどを考えると、変更の方向性としては間違っていないと思えます。

ただし決定デザインは良くも悪くもマジンガーの影響を感じさせるものになっており、アメフト要素とともに当時流行の風潮に迎合しているように見えてしまうのも事実ではあります。


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[ 2016/02/14 22:31 ] 暫定 | TB(0) | CM(11)

No title

ダイアポロン準備稿、自分は全然知らなくて、模型裏のスレの最後の方で話題となり初めて知りました。
テレランでのアニメイラストも貼ってあったので、即回収!しましたよ。
(自ブログの8/12の記事に追記しときますね。ココの画像もお借りしてもよいでしょうか?)

……と来まして今回もまた!スゴい資料ですね~👍。
合身するとヘッダーのゴーグルフェイスの中に、双眼が現れるギミック!
(※胸のキーエナルジーの柄替えと連動して、横回転するのかなぁ😃)

「トラングーは合身時に肩幅が拡がる」、まさに自分もやろうとしてボツにしたギミックなので、激しくシンパシー&笑えます。。
[ 2016/02/15 06:32 ] [ 編集 ]

No title

ダイアポロンのデザイナーって誰なんでしょうね?
アニメのEDではメカデザインは高橋邦生氏と出ていますが、他のお仕事はなにか全く分からないのです。
決定稿のダイアポロン(ヘッダー)は身も蓋もない言い方をするとマジンガーにヘルメットをかぶせた顔ですが、まあまあかっこいいと言えるギリギリのバランスですね(笑)

ダイアポロンの同時ネット局の多さは昭和51年度作品でも隋一ですが、ブルマァクとしては共同スポンサーだったこともあり、トリプルファイターほどの痛手は無かったようですね。
鐏氏もダイアポロンに関しては良いお話しかされていないようです。
[ 2016/02/15 12:07 ] [ 編集 ]

No title

当時の幼年向け雑誌の告知ページだと、準備稿版が掲載されてたみたいです。
コンバトラーVは口がある(の下にマスク有)こちらも準備稿版が載ってました。

マジンガーZは顔が怖いので、鉄人28号みたいに「黒目」を入れる案もあったそうですが(笑
[ 2016/02/15 20:03 ] [ 編集 ]

No title

> ごんちゃっく様
画像自体の転載は当面ひかえていただけるとありがたいです。
この記事の存在意義がなくなってしまうので~(^^;

> kr9*2*様
広告掲載の絵のうち小型ロボ3体は芦田氏のアニメ設定と想像していますが、ダイアポロンだけタッチが違うのが気になります。
これが高橋氏のメカ設定の絵なのかもしれませんが、ロボットアニメでのメカデザインクレジットは主役ロボのデザイナーを意味していない場合もあるので、やはり謎ですね。
[ 2016/02/15 23:29 ] [ 編集 ]

No title

> メロウリンク様
あの告知イラストも、ダイアポロン頭部の立体把握に四苦八苦しているように見えるんですよね。
マジンガーに黒目を入れようというのは知りませんでした(^^
[ 2016/02/15 23:31 ] [ 編集 ]

No title

高橋氏(誰かの変名かもしれませんが)はダザーン軍団のメカ獣やメカ怪人のデザインをされたのはほぼ確実とは思いますね。
この時代だと外部の漫画家等がデザインされるケースも多いので、意外な人が関わっていそうな気もしますね。
個人的にはダイナミックプロ関係が臭いです。
[ 2016/02/16 00:32 ] [ 編集 ]

No title

> pazulumoさん 画像の件、失礼致しましたスミマセンでした😅。
でもスンゴイ情報!ですので、文字ベースでこの記事をご紹介させて頂きますね☺。

※自分はバラロボ3体のデザイン画の、妙に平面的で幾何学的なタッチ(トラングー初期稿の胸とか、顕著ですね)が、
他に見たことのない画で、玩具関係者側のデザイナーなのかな?なんて思っていました。

ホント、誰のデザインなんでしょうね~😓
[ 2016/02/16 05:46 ] [ 編集 ]

No title

> kr9*2*様
ダイナミック人脈だと、メカブーストにひるた氏が関わっていたようなパターンですね。
可能性はありそうですね~


> ごんちゃっく様
こちらこそうるさいことを言ってスイマセン(^^;

ダイアポロンの絵は形を正確に伝えようとしている印象ですが、小型ロボの方はバランスのディフォルメやヘッダーのポーズ付けから、アニメーターっぽいように見えました。
もちろん、芦田氏ではないかというのは私の勝手な想像にすぎません。
[ 2016/02/16 11:09 ] [ 編集 ]

No title

蛭田充先生はサンライズ作品にかなり関わっていたそうですね。
ガロス7人衆や化石獣・巨烈獣もそうなのかな?と思います。
ゼロテスターやライディーンの漫画も執筆されていましたからね。

ダイアポロンですが、終盤に登場したジョケツやバライは芦田氏のアニメ用設定の前にダイナミックプロに近い筋の漫画家の原案デザインがあったのでは?と疑っています。
[ 2016/02/16 13:17 ] [ 編集 ]

No title

昨年出版された「アニメ・プロデューサー鷺巣政安」(ぶんか社)で、鷺巣氏がダイアポロンは芦田豊雄氏がデザインしたと語っておられました。
[ 2017/09/20 12:09 ] [ 編集 ]

No title

私も発売時に読みましたが、たいした情報はなかったという印象しか残っていません(^^;
読み返さないと…
[ 2017/09/21 00:15 ] [ 編集 ]

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