バトルジェットバリエーション

バトルジェットバリエーション



ポピニカ・バトルジェットの仕様違いを並べてみました。



書籍などでは1~3期の3種に分類している例があるようですが、判断基準がはっきりしないので今回は便宜的に顔パーツの造形変更前を前期版、変更後を後期版としています。






前期版その1。顔パーツがつり目の造形になっているのが特徴です。
画像の個体は耳にあたるパーツが濃紺成型になっています。


コクピットのパイロット人形はポピニカ・バリブルーンのアオレンジャーが流用されています。


ひたいに貼られたV字シールはシンプルなデザインです。


また箱の天面に「1号」のシールが貼付されています。この表記は後期版では印刷に変更されました。
バトルクラッシャー以降は当初から印刷で表記されています。






前期版その2。こちらは耳のパーツが明るい青になっています。
生産時期による違いなのか、単なるロット違いのバリエーションなのかは不明です。

その他の特徴はアオレンジャー人形や箱のシールなど、すべて前掲のものと同じです。






後期版。顔パーツの造形が変更され、よりおだやかで均整のとれた印象になりました。


パイロット人形は新造形の専用品に変更されています。


V字シールはより複雑なデザインになりました。ただし後期版でも前期と同じシールが貼られている場合もあります。






ほかに、本体と余剰部品(パワーマシン)の接続部にも違いが見られます。
画像向かって左が前期版、右が後期版です。パーツ形状だけでなくシールのデザインも微妙に変わっています。
ただし後期版でも変更前のシールが貼られた個体も存在します。


本体後部の接続部も変更されており、後期のパワーマシンは前期版には取り付けられません。
画像向かって左が後期版、右が前期版です。






手持ちのバトルジェットからは以上のような相違点がわかります。
ただしこれらの変更はすべてが同時に行われたわけではないようなので、今回掲載の現物とは微妙に異なる状態の個体も多く存在すると思われます。





ところで、前期版で耳が濃紺のバトルジェットはどうも最初期生産分のような気がするのですが、決定的な論拠がありません。

参考として当時のカタログ掲載品を見てみます。





バトルマシンが初掲載されたカタログより。
この時点ではクラッシャー以外にはパワーマシンが付属せず、形状も製品版とは異なる部分があるようです。


コンバイン状態がこちら。ジェット~マリンの箱裏ではこの試作品が掲載されています。
合体時のプロポーションも製品版とはやや異なります。





次のカタログでは、ジェット・クラッシャー・タンクはほぼ製品版に近いものになっています。
ただしジェットのミサイルは赤で、タンクはまだシールが間に合っていないようです。
マリンとクラフトも形状自体は製品版と同じに見えますが色調が異なるほか、マリンはメッキされておらず、クラフトはこの時点でもパワーマシンがありません。

発売予定スケジュールではジェット・クラッシャー・タンクが7月中、マリン・クラフトが8月中となっていました。
このカタログの時点で、発売の早い3機は製品開発の進行度合いもより進んでいるように見えます。
特にジェットとクラッシャーはすでにシールも完成しており、ほとんど製品と同じの「量産試作」的な段階の個体なのかもしれません。
その場合、ジェットの耳が濃紺、クラッシャーの腕が明るい青のバージョンが最初期生産分という可能性が考えられそうです。




このカタログではようやく5機がそろって製品版になります。
ただしジェットの耳は明るい青、クラッシャーの腕は単体は明るい青で合体版は濃紺というなんとも微妙な状態です。

例えばジェット・クラッシャーとも7月出荷分程度の初期品だけは濃紺の耳・明るい腕で、8月に5機がそろって本格生産に入った時点で明るい耳・濃紺の腕に変更された、というような推測も成り立ちますが、根拠はなにもありません。
これらを新品状態で入手できれば付属の説明書などが判断基準になりそうですが、当ブログではこれ以上は無理です…

この件について詳しくご存知の方は情報をお知らせいただけると幸いです。 





当ブログでは以前ボルトインボックスを紹介したので、今回はコンバインボックスを取り上げたいところですが残念ながら所有していません。
そこで、こんな再現をしてみました。


ポピニカバトルマシンは5機そろえると定価7900円となり、当時のキャラクター玩具としては前例がないほど高額でした。
そのためポピーもセット販売は想定していなかったのですが、とある売り場で5機をひもで縛って販売しているのを社員が見かけて、事情を聞くと「5機をまとめて購入する客が多いから」とのこと。
これがきっかけで「コンバインボックス」が発売され、合金玩具の高額で巨大なボックスセット商品が成立することになります。



個人的には、発売当時にはコンバインボックスは放送末期のころにスーパーの玩具売り場で一度見かけただけでした。
ガラスケースに囲まれたレジの上のほうに天井から吊り下げられてディスプレイされたそれを初めて見て、その豪華さと天文学的な価格に度肝を抜かれ、ただただ見上げていた記憶が残っています。



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[ 2015/07/08 23:21 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(13)

No title

こんなにバリエーションがあったんですか!知りませんでした。
DX ダンガードAもそうですが、途中からの顔の仕様変更 はお客さまの声などによるんでしょうか?
コンバインボックスは 高かったので、親にねだるのは出来なかったんですが 弟がクリスマスか誕生日にゲットしてました。顔は3期の穏やかな方だったと思います。
[ 2015/07/09 07:38 ] [ 編集 ]

No title

マジンガー系統のバージョン違いはよく本に取り上げられますが、近バトラーについては知らなかったので、ありがたいです。
余談ですが、こうした珍しい知識とかおもちゃが載っているので、ジョイント・モデルさんをいつもチェックしてしまいますね。
[ 2015/07/09 10:15 ] [ 編集 ]

No title

私が当時持っていたのは前期版その2でした。夏休み時期(お盆前だった記憶が)に祖父に買ってもらった物なので、新発売からそれほど日を置かずに入手した筈です。同じくらいの時期に私の友人が持っていたのが前期版その1でした。耳の色の違いになんとも不思議な感覚を覚えたものです。成型色に関してはロット違いなのかもしれませんね。
超合金コン・バトラーVの最初期と思しきもの(カタログ掲載の品)もこのバトルジェットと同じ明るい青でパンチが成型されていました。コン・バトラーの超合金もガイキング程ではないと思いますがバリエーションがありますね。
放送当時、親・親戚に媚びて「コンバイン計画」を完了させたのですが、それからおよそ10年後にコレクターとなって再び揃えた時、バトルクラッシャー付属の平手の造形が全く異なるものだったのに驚きました。カタログは緑地に金の集中線の年末用のものでした。
私が所有してるコンバインボックスは80年再版のものですが、版権表記がテレビ朝日ではなくNETのままなのがちょっと気になりますね。GODAIKINも同様で。
[ 2015/07/09 12:33 ] [ 編集 ]

No title

セットに関してはポピーよりもブルマァクの方が先行していた記憶がありますね。コンバインボックスは百貨店玩具売り場で昭和51年末に見て、友人と「こんなもん親に強請るヤツはバカだよな」と負け惜しみではなく本心で会話したのを覚えています(笑)
[ 2015/07/09 12:34 ] [ 編集 ]

No title

> スチュピッド6様
顔についてユーザーから苦情などは考えにくい気がしますね。
ダンガードもコンバトラーも変更後の顔の方が村上っぽいというかバンダイらしい印象なので、そのあたりにこだわりがあったのかも?
[ 2015/07/09 22:42 ] [ 編集 ]

No title

> 八手3様
せっかくブログを書くのだから毎回なにか新たな情報を入れられたらと思っています(^^
[ 2015/07/09 22:47 ] [ 編集 ]

No title

> kr9*2*様
知人にもバトルジェットだけが店頭に出た時点ですぐに購入したという人がいますが、耳は明るい青だったそうです。
ただ、その人は東京在住でなかったのでなかなか微妙です。
最初期生産分はおそらく都内の大手百貨店などに優先的に流通したと考えられるので、そちらは濃紺の耳だったという可能性も考えられるのではないかと…
[ 2015/07/09 22:55 ] [ 編集 ]

No title

気になって手持ちのおもちゃブック2を見てみましたところ、1号機の耳部分は濃紺で2号機は腕が青、手首が濃紺でした。合体説明写真を見ると1~3号機は製品版、4、5号は量産試作と言う感じでしたね。
しかし、欄外にあるコン・バトラー重戦車は5号機がメッキされたドリル装着で製品版と思われるのが気になりました。
表4に新番組情報として「キャンディ・キャンディ」と「ポールのミラクル大作戦」が載っており、おそらくは昭和51年8月中に編集されたものと思われます。各バトルマシンの写真は他では見かけないようなアングルで撮影されているようで、5号機には既にパワーマシンが装着されていましたが、ミサイルは相変わらず赤いもの(多分、恐竜ネッサーのもの)が付けられていました。
[ 2015/07/10 00:09 ] [ 編集 ]

No title

おなじみのコンバイン計画書では耳は明るい青、腕は青と濃紺が両方掲載されていますね。
耳が濃紺・腕が青のコンバトラーに憧れますが、これから実現するのは無理っぽいな~
[ 2015/07/10 23:06 ] [ 編集 ]

No title

腕が青で拳が濃紺ならテレビのイメージにぴったりですよね。バトルクラッシャーは10月上旬に地元百貨店の創業記念セールで2割引きで購入したことを思い出しました。もうその時点では腕も濃紺になってましたね。今回の記事で何号機をいつ、誰に買ってもらったのか鮮明に思い出すことが出来ました。人間の記憶って不思議なものですね(笑)
コンバインボックスはいつ発売されたのかという正確なデータはありませんよね。記憶だとDX大空魔竜ガイキングと同時期の11月下旬のような気がします。付属の「おもちゃ大図鑑」はもう2刷になっていたんでしょうかねえ?
[ 2015/07/11 21:22 ] [ 編集 ]

No title

コンバインとダイアポロンセットのどちらが先だったのかはちょっと気になりますね。
もっとも箱を作るだけだから、どちらが先でも2週間もあればすぐに両方並んでいる状況になっていたような気がします。

おもちゃ大図鑑は所有したことがないので詳しく知りません。
カバーのみ「ものしりテレビ局」になっているバージョンなんて超合金Waikerで初めて知りました。
[ 2015/07/13 00:35 ] [ 編集 ]

No title

新年おめでとうございます。本年もユニークな題材を取り上げてくださることを楽しみにしております。
http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v443611563
玩具商報昭和51年8月号には既にジンクロン合身ロボトリオが掲載されております(まだパッケージは未完成のようですが)。
時期を考えると未だポピニカバトルマシンは5機揃う前ですので、やはりセット販売はブルマァクが先行していたということでしょうね。
コンバインボックスという非常識にも思える高額商品にGOサインが出たのも先行商品の存在があったからこそなのかも?
\7,900という価格、流通やポピー社内でも反対意見が強かったと思いますね。
表4のポピー広告も面白いです。ゼロテスターは東京12チャンネルでこの頃再放送されていましたが、実際に再版されていたのかは未確認ですね。
[ 2016/01/02 00:13 ] [ 編集 ]

No title

今年もよろしくお願いします。

同時期の広告でジンクロンジュニアの3点セットは確認していたのですが(そちらはスチロールトレイまで完成済み)、やはりスタンダードもかなり早い時期から販売されていたようですね。
ダイアポロン時期のブルマァクは合金玩具に関してかなり冴えていたと再認識しました。
[ 2016/01/03 16:59 ] [ 編集 ]

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