梶田達二画集 昭和怪獣画報

梶田達二画集 昭和怪獣画報
 
 

 
梶田達二氏のウルトラ怪獣画集が発売されました(洋泉社3500円+税)。
膨大な作品を残された梶田氏ですが、画集刊行が初というのは意外です。
梶田氏の画業の大きさからすれば物足りなさもありますが、まずは必携の一冊だと思います。
 
 
基本的に書籍や文具のための画稿が多く、プラモデルの箱絵はほとんど収録されていません。
そのためか、一枚絵としての充実度という点ではやや薄い印象を受ける絵もあるようです。
 
梶田氏ご自身がプラモデルの箱絵について『小説の挿絵なんかと違って、箱絵は一発勝負』と語られていますし(アオシマプラモの世界/竹書房2001)、同時期に描かれた絵でも雑誌の挿絵より箱絵の方が充実感があるというのは、梶田氏に限らない一般的な傾向のような気がします。
もしかしたら、納期や単価などの条件面が異なるという問題もあるのかもしれません。
 
 

 

 

 
そうした意味でも、プラモデルの箱絵をメインにした画集もぜひ発売してほしいです。
本書の売れ行き次第では箱絵画集実現の可能性もあるそうなので、お読みの皆様も、ぜひ応援しましょう。
 

以下は蛇足です。
3月後半はいろいろ気になる書籍の発売が重なったので、少し感想を書いておきます。
 
 

 
講談社のウルトラ怪獣全史は、おなじみの写真に混ざってめずらしい写真もかなり掲載されています。
ウルトラマン対テレスドンの写真は目新しいものが載っていて、一体どれだけバリエーションがあるんでしょうか?セブンの怪獣やウルトラファイトにもあまり見ない写真が多いです。
表紙のバルタンは塗装状態がよくわかるのがいいですね。
 
同じ講談社のキャラクター大全仮面ライダー1号2号編も写真が充実しています。
近年あまり見ない怪人単体写真が高精度で掲載されていて、見ていて楽しいです。男性がノーメイクで演じるハチ女(おそらく宣伝媒体用特写)やドクガンダー成虫の足裏ディテールがハッキリ見える(地下足袋の改造?)など、おもしろい写真もありました。
関連商品ページにも、初掲載と思われるものがいくつかあります。
 
洋泉社のオール東宝怪獣大図鑑は造形関係者の談話に初めて知る情報があって興味深いです。
写真はほぼ白黒ながらあまり目にしないものが多く、ジェットジャガーの元になったレッドアローンやバラエティ番組で生まれたテラインコグニータも掲載されています。
 
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[ 2014/03/30 22:29 ] 暫定 | TB(0) | CM(2)

No title

私も買いました~~。
プラモ箱絵が少なかったのが残念でしたが、怪獣切抜き1個に1ページ使っているのは、ページ稼ぎ??と思ってしまいました(^^;)
[ 2014/03/31 23:19 ] [ 編集 ]

No title

編者の岸川氏がモデルグラフィックスに連載しているコラムによれば、画家の手元にほとんど原画が無くて構成に苦労したらしいです。

使える原画は学年誌の挿絵や口絵と、近年の食玩用くらいしか無かったみたいですね。

率直に言ってかなり物足りないですが、これを第一歩としてプラモ箱絵画集の実現にこぎ付けていただきたいです。

みなさま、買いましょう(^^
[ 2014/04/01 00:19 ] [ 編集 ]

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