宇宙刑事シャリバン

宇宙刑事シャリバン




ギャバンの好評を受け、直接の続編として1983年に宇宙刑事シャリバンが放送されました。
隊長になったギャバンもセミレギュラーで登場します。 



画像は超合金シャリバン
前年の『蒸着ギャバン』は超合金カテゴリーではありませんが、シャリバンからは正式に超合金になりました。
蒸着ギャバンはシルバーメッキでしたがシャリバンはメタルレッドの塗装になってしまったのが残念です。



関節部はギャバンとほぼ同じで、手首・足首はもちろん首の上下動も可能です。
こうした構造はスタンダード超合金としては異例なものですが、その背景にはガンプラの影響があるのかもしれません。
当時のガンプラの特徴はスケール統一と関節可動であり、ギャバン・シャリバンの放映時期はガンプラの大ブームと重なっています。



ライト&サウンドギミックの電子シャリバン。全身のレッドメッキが綺麗です。
ギャバンでは台座が必要でしたがギミック部も内臓されています。
やや小型化されたためギャバンと並べると身長差があります。



シャリバンからは銃の携帯が定番となります。
これは商品展開の都合なのかもしれませんが、『指先から光線を出す』という不思議な宇宙感が無くなってしまったのは残念。
なお、ギャバン放映時にはUGM(ウルトラマン80)のライザーガンを流用したギャバン電子銃という玩具が発売されていました。



ギャバンでは発売されていない新規商品プラデラシャリバン
各プロテクターを素体にはめ込んで完成させるプラ製可動人形です。



ヘルメット状の頭部は少し大きめですが、スタイルは良好です。
軽量で扱いやすく関節可動もスムーズで、手にして楽しい人形になっています。



プロテクターは可動と着脱を考慮してかやや柔軟性のある素材で成型されています。
そのためメッキは不可能だったようです。



素体部分は電子ギャバンを参考に開発されたようで、よく似ています。
ただしシャリバンは完成させるとかなりボリュームアップするため、電子ギャバンと並べるには違和感が大きいです。



シャリバンと同時期、プラデラではウルトラマンとウルトラセブンも発売されました。
このころのポピー・バンダイにはプラデラでヒーローの可動人形を展開する狙いがあったようで、これもガンプラブームを意識した動きなのかもしれません。



プラデラのウルトラマン・セブンは第3次怪獣ブームの1979年に発売されたエレクトロ光線シリーズのギミックを省略、一部改修したものです。
画像のザ・ウルトラマンがエレクトロ光線版で、半透明の頭部が発光するギミックが特徴でした。

ウルトラマンはさらにこののち腕の発光ギミックでゴモラと戦うセット商品スペシウム5000にリニューアルされることになります。



これらと同時期にはクローバーのレプリキャストモデル・ビグザムやジョイントダンバインなどの関節可動玩具も発売されています。
バンダイホビー部による『完成品ガンプラ』と言うべきハイ・コンプリート・モデルもシャリバン放映時の発売です。
訂正…ハイコンの発売は1984年、シャイダー放映時です。

プラデラシャリバンは、のちのセイントクロスを念頭にクロス玩具の先駆けのように紹介されることもありますが、発売時の状況を考えるとガンプラを意識した関節可動玩具のひとつという位置付けもできると思います。




シャリバン最終話『赤射・蒸着』ではふたりの宇宙刑事のダブル蒸着がついに実現、共闘しての最終決戦は見応えのあるものでした。

ヒーローの競演としては、実にダブルライダー以来のカタルシスだったと思います。




次回は宇宙刑事シャイダーを取り上げます。
 
(続く)

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[ 2012/10/08 02:12 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(8)

No title

僕が一番はまったのはシャリバンでした。「ギャバン」登場時に青年伊賀電が次の主役と聞いて、男!な烈と比べてちょっと弱そうで心配したものですが、いざ本編が始まると、初っぱなから完成された宇宙刑事ならではの映像美にイチコロになりました!
「プラデラシャリバン」当時欲しかったのですが、メッキでないのが我慢できずに、プラモデルで我慢しました…。
当時買ったのはDXのグランドバース(一説によると、「ビッグマクロス」の対抗商品とか。)と、銃のクライムバスターでした。中学生にもなってなりきり玩具を買うのは相当恥ずかしかったのですが、実際の製品は、当時珍しかったマット加工のクロームメッキとカラフルなクリアパーツのハーモニーが美しい、満足の一品でした…!。
[ 2012/10/09 12:44 ] [ 編集 ]

No title

シャリバンは特に映像面で、ギャバンの成功を活かしてさらに上を目指しているのがいいですね。
シャリバンクラッシュのカットは凄み、迫力、美しさを兼ね備えていて素晴らしいと思います。
[ 2012/10/10 00:42 ] [ 編集 ]

No title

プラデラのウルトラセブンを以前から探していました。もし売っても良ければkei1967@jcom.home.ne.jpにメールください。
[ 2013/04/20 21:13 ] [ 編集 ]

No title

現状、手放す予定はありません。

1983年ころのウルトラ関連玩具には意外と手に入りにくいものがあるようです。
私は「ピカモン」シリーズのウルトラマンをずっと捜してます…
[ 2013/04/23 17:37 ] [ 編集 ]

No title

お礼コメントが遅くなってしまいました。
pazulumoさま、今回は私の質問に答えて頂き、感激しております。
疑問がすっきりしました。
ザ・ウルトラマンの記事どちらに書くか悩んだのですが、興味深かったのでこちらに書き込みます。

プラデラウルトラマン、やはりあったんですね。そして、それが記事になっているのも素敵です。
しかし、プラデラ版は83年発売なのですか!
この年は、リアルホビーもザ怪獣シリーズもありましたし、マニア的な人が認知され始めたことで、活気づいたのでしょうか?
来年のゴジラやウルトラマンストーリーへの前哨戦なのかもしれませんが。

このたびは、本当にありがとうございました。
ブログいつも拝見しておりますが、広範な玩具知識にいつも感服しており、これからのご活躍をお祈り申し上げます
[ 2016/06/20 14:45 ] [ 編集 ]

No title

プラデラウルトラマンは意外に知られていないようなのでINDEXに追加しました(^^
[ 2016/06/21 23:12 ] [ 編集 ]

No title

そういえばウルトラシリーズの「プラデラ」ってこの2点だけですね。
意外と偏りのあるブランドであります。
[ 2016/06/22 14:34 ] [ 編集 ]

No title

プラデラは積極的に欲しいと思うことがなかったので、手元にあるのはウルトラマン・セブンとシャリバン・シャイダーだけです。
ワンセブンとかマシンマン、バイクロッサーなんかも気になっていますが…
[ 2016/06/22 23:32 ] [ 編集 ]

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