合体マシンとミクロマン

合体マシンとミクロマン
 
 

アオシマが1974年から展開した合体マシンシリーズは、4種集めるとロボットまたはマシンが完成するという斬新な商品構成で人気を集めました。
 

合体マシンは年少ユーザーにも親しみやすいように接着不要・多色成型・5ミリジョイントによる組み立てなどの特徴がありました。
このうち5ミリジョイントはほぼ同時期のタカラ・ミクロマンシリーズと共通しています。
 
 

ミクロマンの発売は1974年7月で合体マシンより4ヶ月ほど先行しています。
 
ミクロマンの開発については当時タカラ社員だった小川岩吉氏がビクトリー伝説(徳間書店/1999)で詳細に証言しており、5ミリジョイントについて『ブロック玩具に形を持たせた有形ブロックとして発想した』『当初はサイボーグジャガーなどと同じ3ミリゲージを考えたが折れやすいので5ミリに変更し、これがタカラ男児玩具共通の規格になった』などと語っています。
 
一方アオシマ関係者は超絶プラモ道2(竹書房/2001)で『ミクロマンやジャンボマシンダーなどの玩具を買ってきて、それをプラモにどう活かすかを考えた』と証言しています。
発売の時系列とこれらの証言から、合体マシンの5ミリジョイントはミクロマンに影響されたものと考えて間違いないようです。
 
 

アオシマは1960年代後半にサンダーバードやキャプテンスカーレットに類似したプラモデルを発売していたことが知られていますが、1970年代に入っても似たような事例があります。
50円サイズのスペクトルマンの箱になぜかウルトラ警備隊のマークが入っていたり、画像の『マイティーバード』の余剰部品はゼロテスター1号にそっくりだったり…といった具合です。
 
アオシマのこうした姿勢には例えるなら駄菓子屋などに通じるようなB級の楽しさがあり、昭和のプラモデル独特の魅力になっていると思います。
5ミリジョイントの採用がミクロマンの真似だとしても、「とにかく子供に喜んでもらおう」という当時のアオシマらしい判断だったと言えるのではないでしょうか。
 
 

 
 

ところで、初期のミクロマンシリーズの箱やカタログにはどこか科学的な、知育玩具を思わせるような雰囲気があります。
 

共通でレイアウトされたTAKARA’S MICROMAN-ZONEという英文もいい感じです。
 
 
 
 
 

……ん?
 

ここまでやらなくても(^^
 
 
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[ 2011/09/04 23:06 ] 暫定 | TB(0) | CM(7)

No title

ありがとうございました。次回は80年代の合体ロボシリーズ、ポケットパワーシリーズ、ミニ合体ロボシリーズ、おやこマシンを紹介してください(ザンボット3、ダイターン3、イデオン、トライダーG7、ダイオージャ、アクロバンチ、スラングル、テクノポリス21C)を紹介してください。
[ 2011/09/05 17:02 ] [ 編集 ]

No title

洗練され精緻を究めたタカラの『ミクロマン』、ちょっと野暮ったくて荒削りなアオシマの『合体』。
対極的な存在であるようだけど、プレイバリューや拡張性の高さなど、共通点もありましたよね。
キャラクター商品として完結してしまっているポピーの商品群よりも想像力を活かした遊びが出来るので、これらの方が遥かに好きでした(単に、高価なおもちゃを買ってもらえなかっただけかもしれないけど…)。
[ 2011/09/06 22:45 ] [ 編集 ]

No title

自分はポピーのオモチャも好きでしたが、欲しいものが多すぎてそれぞれをつまみ食いしかできない状態でした。

1970年代発売の男児玩具は変身サイボーグ、ジャンボマシンダー、超合金、ミクロマン、合体マシン、マグネモ、ジョイントモデルなどなど………
ひとつを追いかけるだけでもたいへんなシリーズが毎年続々と登場していたのですから、その豊かさは空前のものだった気がします。
[ 2011/09/07 11:57 ] [ 編集 ]

No title

マッハバロンの『合体マシン』はプラモデル史上空前のヒットとなり、アオシマだけでなく、日本現代企画や日本テレビにも莫大な利益をもたらしたそうですね。
『マッハバロン』のアイテムは、イマイのプラモデルや『変身セット』、『超合金』に『ジャンボマシンダー』など、いずれも傑作揃いですが、『合体』も造形・ギミック共に素晴らしい出来ですよね。
ただ、現在では十数万もの値が付く相当なプレミア品で、再発も金型改修のため不可能であるのが悲しいですね。
[ 2011/09/12 03:16 ] [ 編集 ]

No title

合体マッハバロンは当時作ったジャンク品がどこかに埋もれているはずなのですが、いまだに見つかりません。
今から買い直すのはとても無理ですね(^^
[ 2011/09/12 20:31 ] [ 編集 ]

No title

同時期のアトランジャーは再販できるのにマッハバロンはできないのは納得できませんね(;^_^A金型問題は言い訳にしか思えませんが事実はそうなんですかね‥
[ 2012/04/14 09:39 ] [ 編集 ]

No title

マッハバロン再版のハードルは高いでしょうね。

まず、金型が使用可能な状態で現存しているか。
現存していたとして、ドライガーに改修された部分をマッハバロンに復元できるか。
復元できない部分は、例えばイマイの電動鉄人28号のようにあらたに金型を起こすことも技術的には可能ですが、アオシマにそこまでやる気があるかどうか。

つまりそこまでやっても利益が出るだけの商売として成立するか、という問題になってしまうので、現状ではなかなか厳しそうに思います。

もちろん、気持ちとしてはぜひ再版してほしいんですけどね。
[ 2012/04/15 01:04 ] [ 編集 ]

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