ファイティング仮面ライダー


つなぎ更新です。



バンダイの仮面ライダーファイティングシリーズを撮影会風に並べてみました。
向かって左からアリキメデス、アルマジロング、仮面ライダー、ガマギラー。
アリキメデスの手が赤いのは、開発時の参考資料が第3回撮影会での写真だったためと思われます。



こちらはキノコモルグ、ライダー、ザンブロンゾ、地獄サンダー。
いずれも本来はゴム製のベルトが付属していましたが、経時劣化のため崩壊してしまいます。




ファイティングシリーズはこのようにプラケース入りで販売されました。
台紙には第3回撮影会でのモグラングなどの写真が使用されています。
画像の現物は崩壊したベルトパーツが残存しています。



側面下部に「スケールモデル1/18」の表記あり、裏面はライダーの内部図解と能力解説になっています。




バンダイのファイティングシリーズは、前年に美研から発売された「スケールモデル怪獣」シリーズを参考に開発されたようです。
仮面ライダー以外にも変身忍者嵐やウルトラマンエースのシリーズが発売されています。


ショッカー怪人としては他にピラザウルスとモグラングも存在しており、いずれもライダーブームがピークのころにおなじみだったメジャー怪人で、魅力的なラインナップです。
いつか全種そろったら、また詳しく取り上げたいと考えています。


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[ 2017/09/27 06:05 ] チープトイ | TB(0) | CM(0)

仮面ライダー2号 幻の撮影会


仮面ライダー2号 幻の撮影会



画像はエルムが1974年に発売した「仮面ライダー大百科」。
旧1号・旧2号の写真が載っているかな?と思って数年前に入手してみたところ……



2号と怪人軍団が絡む、見たことのない写真が掲載されていました!
この組み合わせは前回整理したどの撮影会にも該当しないもので、まったくの初見です。
この写真は一体いつ撮影されたものなのでしょうか?



手がかりを求めて、翌1975年発売の第2集を見てみると…


こちらには謎の写真のバリエーションと思われるものが掲載されています。
撮影地はスタジオ裏手の空き地のようで、朝日ソノラマが新1号時期に特写を行ったのと同じ場所のようです。


さらに第2集には2号の空中アクション写真も掲載されており、マスクの形状などから謎の写真と同時に撮影されているように見えます。
これらはどういう素性の写真なのか…?



エルムが1972年8月に発売した手帳タイプの「変身!!うたの大行進」を見てみると……






謎の写真や空中写真のバリエーションが見つかりました。


ただし「うたの大行進」は既に主役が新1号になっている時期の発売で、当然新1号も掲載されています。


そして新1号と怪人が絡んだ写真を見ると、やはり同じ空き地で撮影されているようです。


同書掲載の新1号と旧2号をよく見ると、マスク形状がよく似ていることに気づきます。
同じマスクを兼用しているように思えるのです。
これはどういうことなのか…?




以上のような状況を踏まえると、気になるのはエルムが1972年5月ころ行ったという独自の撮影会です。
講談社オフィシャルファイルマガジン仮面ライダーVol,2(2004)によれば、その撮影会は第4クール登場怪人が中心だったそうで、謎の写真に写っているトドギラー、ナメクジラ、カメストーン、カビビンガはまさに該当しています。



エルム独自の撮影会の写真で構成されているのが、72年6月発売の「仮面ライダー新怪人きりぬき画報」です。
表紙・裏表紙ともに新1号が掲載されているので、旧2号時期の怪人が多く掲載されているとは気づかず、未入手のままでした。
他では見られない独自の特写で構成されているためかマニア人気は高いようで、気になってはいたもののなかなか入手機会に恵まれずにいました。



ようやく入手してみると、やはり旧2号も掲載されています。
「うたの大行進」などの掲載例はこの時のバリエーションのようです。


ただし怪人との絡み写真があるのは新1号だけで、旧2号は単体写真の掲載のみです。
撮影場所はやはりスタジオ裏手の空き地と思われます。


登場怪人はナメクジラ・トドギラー・ハエ男・カメストーン・イソギンチャック・カビビンガ・プラノドン・ギルガラス・クラゲダール・地獄サンダー・ザンジオー・ドクモンド・カブトロング・ナマズギラーの14体。


ナマズギラーの時点で新1号時期の怪人はすでに11体も登場しているのに、旧2号時期の怪人が大半を占めるというのは不思議な構成です。
最新怪人たちはアトラクションなどに駆りだされていたのでしょうか。
地獄サンダーはオレンジだった腹部が黒くなってしまい、クラゲダールは顔面の透明部分が破損しているようです。



新1号と旧2号を比べて見ると、マスクとベルトは共用しているように見えます。
仮に共用が事実で旧2号もこの撮影会時に特写されたものだとすると、怪人と旧2号の絡み写真も撮影されていた可能性が考えられます。
使用機会の無いままだったそうした絡み写真が、後年の「仮面ライダー大百科」で初めて使用されたということであれば、つじつまは合います。

新1号が主役の時期に旧2号をあらたに特写するというのは不自然な気がしますが、撮影会の実施が5月とすれば、旧2号は放送上は「ついこの間まで主役だったキャラクター」だし、いずれダブルライダーとしての再登場もあると考えられていたのかもしれません。
再登場時にグラブとブーツが赤くなるなどとは、この時点では誰も考えていませんでした。

もしも、この撮影会で「新1号と旧2号のダブルライダー」が特写されていれば、それはファンにとって夢の共演になっていたはずです。
実際にはライダーのコスチュームは前述の通り一部を共用していたようだし、仮にそれぞれにコスチュームが用意されていたとしても、そんな「オイシイ写真」は講談社や秋田書店を差しおいてエルムには撮影許可が下りなかっただろうと思いますが…






以上の通り、当ブログではこの謎の写真は72年5月ころ、新1号が主役になってからのエルム単独撮影会で特写されたものと想像しています。
真相をご存知の方や情報をお持ちの方はお知らせいただけると幸いです。


[ 2017/09/17 18:09 ] 暫定 | TB(0) | CM(2)

仮面ライダー2号 撮影会の整理


仮面ライダー2号 撮影会の整理




1971年4月から放送を開始した仮面ライダーは、当初関東地方での視聴率が一桁台で、帰ってきたウルトラマンやスペクトルマンの人気に押されて地味な存在でした。
雑誌連載権を持つ講談社は第1話の途中から写真取材を始めたようですが、原作漫画掲載誌「ぼくらマガジン」の休刊に伴い第10話までで取材を打ち切っています。

その後ライダーの視聴率はじわじわと上昇していき、6月後半以降はおおむね10パーセント台後半をキープするようになり、7月公開の東映まんがまつりで上映された第13話はプログラム中トップの人気になったそうです。
こうした状況下、講談社は仮面ライダーを核とする少年向け月刊誌(テレビマガジン)の創刊を決める一方、ぼくらマガジンから「たのしい幼稚園」に異動した編集者の写真記事制作の意向もあって、第26話(7月ころ)から写真取材を再開しています。

講談社が撮影を中断していた第11話~25話の写真については毎日放送による番宣写真くらいしか存在していないようです。
また朝日ソノラマ関係者によれば東映の版権課には当初からずっと写真素材はなかったそうで、この時期には石森プロも写真撮影はしていなかったようです。
ライダー人気の高まりを受けて関連商品の展開を企画しても、写真の不足が問題となりました。

こうした状況の改善のため、石森プロが中心となって仮面ライダーと複数の怪人によるキャラクター撮影会が行われるようになります。
これには出版社や玩具メーカー、レコード会社など多くの関連企業が参加して自社商品で使用するための写真を撮影し、同時に石森プロも版元として自社で管理する写真素材を確保したようです。
特に8月と9月には大規模な撮影会が行われており、その写真が書籍やカード・ブロマイド類などに大量に使用されたため、当時のファンには印象深いものになっています。

その後は大ブームを起こした人気番組として注目されたため、第4クール分の作品以降は本編制作時に大量の写真が撮影されるようになって、大規模な撮影会はなくなったようです。
仮面ライダーのファンとしては、ライダーや怪人の写真を見た時にそれがいつ撮影されたのか(本編撮影時なのか、撮影会なのか、あるいは単発の取材によるものなのか、など)を考え、判別するのが楽しみでもあります。




ライダーと複数の怪人の撮影会については講談社オフィシャルファイルマガジン仮面ライダーVol,2(2004)で詳述されています。
ただし事実誤認と思われる部分もあり、またその後関係者の談話で判明した事実なども考え合わせると、撮影会の概要は以下のようなものだったようです。


第1回撮影会(1971年5月)
朝日ソノラマ「仮面ライダー怪人大画報」制作のために行われ、石森プロも参加。


登場キャラクターはライダー2号、サラセニアン、死神カメレオン。


コブラ男、ゲバコンドル、黒戦闘員(キノコモルグのマーク有)。


クモ男。


サボテグロン。


コウモリ男は基地セットだけでなく屋外でもライダーとの絡みを撮影。


スタジオの壁の前で、軽装サイクロンと2号。



第2回撮影会(71年8月)
人気上昇を受けての初の大規模撮影会。
ライダーを含め29キャラクターが登場しました。


まず、ドクダリアン基地のセットで2号、ゾル大佐、ドクダリアン、黒・赤戦闘員を撮影。


スタジオ近くの住宅街に移動してカマキリ男、アマゾニア、モグラング、クラゲダール、赤戦闘員。


さらに造成地に移動して、サソリ男、サボテグロン、ガマギラー、アルマジロング、地獄サンダー。


ちょっと見にくいですがコウモリ男、ムササビードル、ゲバコンドル、ムカデラス、アリガバリ。
ムカデラスはボディパーツの前後が逆になっています。


死神カメレオン、コブラ男、ヤモゲラス、ピラザウルス、カニバブラー。


ザンブロンゾ、ドクガンダー幼虫、アリキメデス、サラセニアン、キノコモルグ。



第3回撮影会(71年9月)
クモ男からエイキングまでのほとんどの怪人が登場した、造成地での2度目の大規模撮影会。
ハチ女とドクガンダー幼虫のみ欠席です。


クモ男、コウモリ男、サソリ男、サラセニアン(ベルト有)。


カマキリ男、死神カメレオン、コブラ男、ゲバコンドル。


ヤモゲラス、トカゲロン、サボテグロン、ピラザウルス。 トカゲロンの背びれが破損しています。


カニバブラー、ドクガンダー、ヒトデンジャー、アマゾニア。
ヒトデンジャーのボディは崩壊しかけているように見えます。


キノコモルグ、クラゲダール、地獄サンダー、ムカデラス。クラゲダールはなぜか赤い手袋をしています。


ガマギラー、モグラング、ムササビードル、アリガバリ。この画像はオフィシャルファイルVol,2より。
モグラングは本編とは異なる専用らしきブーツを使用しています(参照)。


ドクダリアン、ザンブロンゾ、アルマジロング、トリカブト。
オフィシャルファイルVol,2ではザンブロンゾは欠席とされていますが、画像の通り登場しています。アルマジロングはなぜか左手のみ白い手袋。


エジプタス、アリキメデス、エイキング。アリキメデスはクラゲダールと同じ赤手袋を使用。


フルカウルタイプのサイクロンも登場。


ラテックスマスクの2号による走行も行われています。


なお画像の実験用オオカミ男も、この撮影会と同日か極めて近い時期に撮影されているように思えます。
場所は造成地ではなくスタジオ近くのようですが、第3回撮影会と同じタイプのブーツが使用されており、同撮影会の写真を使用した書籍や駄菓子屋向け玩具にいっしょに掲載されています。



第4回撮影会(72年6月)
新1号が主役になってから行われた朝日ソノラマ単独撮影会。新1号とベアーコンガー、ジャガーマン、毒トカゲ男、ハリネズラス、カブトロング、海ヘビ男、ギリーラ、ゴキブリ男、ミミズ男、ドクモンドが登場。
仮面ライダー怪人大画報(ホビージャパン2007)に詳細あり。

なお新1号時期には、第4回撮影会の数週間前にエルム単独の撮影会も行われています。
第4クール時期の怪人を中心に第4回撮影会と同程度の規模だったようで、本来ならこちらが第4回撮影会とされるべきだと思いますが、オフィシャルファイルVol,2ではなぜか撮影会にカウントしておらず、判断の恣意性が気になります。





第2回と第3回の撮影会は登場キャラクターの多くが重複していますが、次のような相違点があります。


第2回撮影会の仮面ライダー2号。本編イメージと同じ印象です。


第3回の2号。グラブの延長カバーが無く、コンバーターラングが青みがかっています。
ベルトの飾りボタンは金メッキされているタイプのようです。



第2回撮影会の怪人のブーツ。通常のブーツです。


第3回撮影会のブーツは、一見長靴に見えるようなタイプが使用されています。
足首から上が締まっていないのが特徴です。

他にも各怪人のコスチュームの状態や装備の違いなどに細かな相違点があり、撮影時期判断のポイントになります。



画像の出典は以下の通りです。

A 山勝5円ブロマイド
B 天田カード・ゲーム
C アマダトレーディングカード
D 黒崎出版仮面ライダー図鑑
E マルミヅ新しいシール及びミニブック
F エルム仮面ライダー怪人きりぬき画報




ながながと書きましたが、ここまでが前提です(^^;

次回は仮面ライダー2号について気付いたことを書きます。


[ 2017/09/14 18:59 ] 暫定 | TB(0) | CM(4)

ライダー2号の迷い


つなぎ更新です。




仮面ライダー2号について、ちょっとした事実に気付いたのでそのことを書きたいと思っています。
作品本編ではなく商品展開に関して、ささいなことなのですが。

おそらく深いマニアにとっては常識なのだと思われますが、放送当時の書籍を見ないとわからないことなので、私は最近までその事を知りませんでした。

ただ、いきなりその事実だけを書いてもほとんどの人には意味が通じないだろうし、かといって前提となる背景まで整理してまとめようとするといろいろたいへんそうです。

う~ん、どうしようかな……(迷

[ 2017/09/13 06:05 ] 暫定 | TB(0) | CM(3)

ポピニカ・超合金に専用什器完成!


玩具商報1976年4月号(商報社)掲載のポピー広告より。



世代人にはなつかしい、ポピー専用什器の完成が告知されています。
現物は同年5月から売り場に並んだようです。



広告中央の写真。
さまざまな什器が並んでいます。場所はポピー本社かサービスセンターでしょうか?



向かって右にあるのは、中央の円盤が回転するタイプ。
多くの売り場で目にした、おなじみのアレです。


中央にあるのは最も大型と思われるタイプ。
展示と在庫収納を兼ねているようです。 これは見たことないな~


向かって左の台の上に置かれた小型タイプ。
既成の汎用品を組み合わせているようにも見えますが…?


左はしに見切れているのがこのタイプ。
これもかなり大型のようです。
左右に載せられている小型の什器は、組み換えで構成が変えられるようです。



これは全景写真には写っていないタイプ。
通常のガラスケースがそのまま使われているように見えます。


なお、この什器告知の前ページにはアトラク用グレンダイザーが掲載されています。


ダイザーのコスチュームは、グレンダイザージューシーのCMで使用されているのと同じタイプです。
この年、ポピーは2月末から5月まで「ふれあいキャンペーン」として店頭や祭り等でのアトラクションを実施しています。
当初はグレンダイザー・ゴレンジャー・ロボコンの3チーム、4月末からさらにカゲスター・キョーダイン・忍者キャプターが加わって計6チームが稼働していたそうです。


同誌5月号掲載のキャンペーンの様子。

ポピーは前年からのゴレンジャーとロボコンのヒットで、超合金などの商品ラインナップを飛躍的に増大させています。
それを受けて1976年はさらなる複数キャラクター戦略を押し進め、同時に専用什器やキャンペーンなどで積極的な攻勢に出たようです。
結果的にポピーの売り上げはこのころからバンダイ本社を上回るようになったようで、ポピーの立場は「単なる子会社」から「玩具業界全体の覇者」へと大きく変化していくことになります。


このころの玩具業界誌を読むと、ゴールデンウイークやクリスマスなどの「売り時」に超合金やジャンボマシンダーなどが早々に品切れになってしまう、もっと増産対応してほしい、というような小売店の声がよく見られます。
マルサン・今井科学・万創などの倒産でキャラクター玩具に冷淡だった玩具業界は、ポピーの努力によってこのころには徐々にその姿勢を変化させてきているようです。
ただしポピーは安直な増産には否定的な姿勢だったようで、キャラクター商売の難しさと危険をかなり意識していたように思えます。

一方で76年度後半期ころになると同じ超合金でも「売れるキャラクターとそうでないもので落差が大きすぎる」といった意見も出るようになり、行き過ぎた複数キャラクター戦略の弊害もあったようです。


[ 2017/09/09 22:30 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(13)

歩行ガンダム クローバー

歩行ガンダム クローバー



ガンダム放送当時、メインスポンサーのクローバーから発売されたゼンマイ動力歩行ガンダム
画像の現物はジャンク品です。



Vアンテナは欠損していたので旧キット1/60ガンダムのパーツから自作しています。
足首カバー部分も適当な自作品です。



1979年のトイジャーナルに掲載されたクローバーの広報写真より。




本来はシールドとバズーカが付属、価格は1800円でした。



腰の右側に露出したゼンマイを巻いて歩行します。


背中のスイッチはゼンマイ動力を一時的に止めるもののようです。



1970年代後半当時にはブリキ製のゼンマイ歩行ロボットはポピー、ブルマァク、タカラなど各社が展開していました。画像のボルテスVは怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ1988版(朝日ソノラマ)より。
これらは多くの場合、新作パーツはソフトビニール製の頭部のみで、ありもののボディの印刷換えが基本仕様になっています。
同時期の合金玩具が次々に新たなギミックを開発していたのに対して開き直ったかのような商品内容ですが、歩行ギミック内蔵によるプロポーションの制約がある以上、有効な改善策は考えにくかったのかもしれません。



歩行ガンダムも同じギミックを内蔵していますが、商品仕様は大きく異なっています。
一見ブリキロボット然とした印象ですが、金属の使用は胴体表面と脚部前面のみで、他はすべてプラ成型です。


脚の後部はガンダム独特のふくらはぎ形状を再現するためにプラ製になっているようです。
腕やボディも、それなりにガンダム(大河原稿)のディテールをなぞったものになっています。
こうした形状へのこだわりは、他のキャラクターブリキロボットには見られません。



クローバーのガンダム玩具はタカラ系のタカラ工業が製造していました。
タカラの歩行鋼鉄ジーグ(画像は怪獣・ヒーローお宝~より)は、ボディ部分をブルマァク製ブリキロボットと共有しています。
順当に考えれば、歩行ガンダムもジーグのような仕様で商品化されそうに思えますが、なぜボディの新作と形状再現にこだわったのでしょうか。
ブルマァクは1977年末に倒産しているので、その影響でありもののボディが使えなくなったとかでしょうか?



ギミック内蔵の制約がある以上、多少ディテールを変えてもシルエットに大きな変化はないのだから、ボディ新作というクローバーのこだわりはあまり効果を上げられなかったようです。

いずれにせよ、歩行ガンダムは放送当時のファンにはまったく訴求しない存在でした。
価格も1800円と当時の玩具としては安くはないので、売れ行きがよかったとは思えません。
劇場版公開時には再版されなかったと記憶しています。




クローバーのガンダム玩具は本編映像とのつながりの薄い、特徴のはっきりしないものが多く、それが売れ行き不振のひとつの要因ではないかと当ブログでは考えています。
歩行ガンダムもまた、どうにも狙いどころがはっきりしないという当時のクローバーの姿勢があらわれた玩具のように思えます。

クローバーはガンダム以前のザンボット3、ダイターン3ではゼンマイ動力の三輪車にロボットのソフト人形を乗せた玩具を発売しており、ガンダム後のトライダーG7やダイオージャも同様です。
これらはありものの三輪車を流用してロボットのみ新作したリスクの低い商品で、価格も歩行ガンダムよりかなり安かったと思われます。
なぜガンダムに限って歩行ガンダムのようなリスクの高い中途半端なものを発売したのか、理由はまったく不明です。




なお、現在では歩行ガンダムの美品・完品の入手は簡単ではないようです。

放送当時、修学旅行先の土産物屋で歩行ガンダムを見かけて、買おうかどうか迷ったことを憶えています。
「さすがに修学旅行中はまずいだろう、家に持ち帰った時に言い訳できないし…」と考えて自制しましたが、あの時買っておけばよかったです……(T T


[ 2017/09/03 19:54 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(13)

V作戦・コンビネーション・ゴー!

V作戦・コンビネーション・ゴー!




           コアファイター…


          コンビネーション・ゴー!



              ガンダム…


                イン!



           ガンキャノン・イン!



            ガンタンク・イン!



           ダムキャノン・イン!



            ダムタンク・イン!



           キャノンダム・イン!



          キャノンタンク・イン!



            タンクダム・イン!



           タンクキャノン・イン!









というわけで、今回はクローバーのコンビネーションジュニアで遊んでみました。
本品は放送当時の玩具で唯一、コアブロックを中心としたA・Bパーツの換装を実現しています。



商品名の「ジュニア」は廉価版を示しますが、同じギミックを持つ上位商品は発売されていません。
本来なら最重要商品となるはずの「デラックスコンビネーションセット」のような大箱玩具がなぜ発売されなかったのかは不明です。
クローバーの合金ガンダム玩具は合体ギミックがなく特徴のはっきりしないものばかりが多発されており、そうしたおかしな商品展開が売れ行き不振の原因のひとつになっていたようです(参照)。



コンビネーションジュニアの箱側面より。
組み換え遊びが商品としての「売り」になっていることがわかります。
表記の「4体」にはコアファイターも含まれます。





コアファイターは機首を取り外し、両翼をボディに収納してコアチェンジします。
このセットで合金素材の使用はコアファイターのボディのみです。
なお、コアブロックを内蔵しなくてもモビルスーツ形態にはできるようになっています。



ガンダムのサイズはほぼ1/144程度です。画像は旧HGガンダムと並べてみました。

各モビルスーツは頭部と肩の回転可動くらいしかできず、プラ製で重量感もないので、手にした時の玩具としての充実感は高いとは言いがたい印象です。




V作戦を再現した玩具には他にバンプレストのプライズ品も存在していますが、そちらは材質は主に塩ビ、関節可動は限定的という仕様でした。
そろそろ、本格的な合金玩具での「V作戦・コンビネーションセット」の商品化が実現してほしいです…




なお、本ページ最初の2枚の画像のコアファイターは、クローバーのCMっぽさを狙って単品売りのダイカストを使用しました(^^


[ 2017/09/01 01:30 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(13)