グレート・BIG・ザウルス

グレート・BIG・ザウルス


つなぎ更新です。



ポピーが1979年ころ発売した大型ソフト人形シリーズ。
ヒーローはBIGシリーズとして台紙パック入り980円、怪獣はグレートザウルス名でビニール手提げ入り1500円で展開されました。

当初発売されたヒーローは超合金などと同様にウルトラマン・セブン・タロウの3種だったようです(*)。
その後、人気の盛り上がりを受けてゾフィと他の主役ヒーローも順次追加されてザ☆ウルトラマンや80も発売されました。
また、同時期にはほぼ同サイズでスカイライダーやスーパー1も商品化されています。

画像のセブンは初期生産品で、なぜか手袋がシルバー塗装されていておかしな印象です。
レッドキングは会社名などが消された無版権品で、正規品はキングザウルスシリーズに近い色彩になっていました。
ニセモノレッドキングの成型色と塗装は同じグレートザウルスのゴジラに近いものになっており、ちょっと謎です。


追記
BIGウルトラマンの台紙にはこの3ヒーローが掲載されているのでこのように判断していますが、この点は疑問が残ります。

ヒーローの初期生産分はシルバーより黒鉄色に近い塗装色になっており、画像のウルトラマンとゾフィを見比べるとよくわかります。
現存するBIGソフトのうち、タロウについては黒鉄色版を見た記憶がなく、一方新マンの黒鉄色版はよく目にします。
このため初期発売はキングザウルス同様にウルトラマン・セブン・新マンだった可能性も考えられそうです。
詳しくご存知の方はご教示いただけたらと思います。

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[ 2015/11/29 20:46 ] ソフト人形 | TB(0) | CM(5)

1976年11月ころのオモチャ売り場

1976年11月ころのオモチャ売り場


玩具商報1977年1月号(商報社)より、当時の男児向けキャラクター玩具売り場の写真を取り上げてみます。


まずはこちらの1枚。
ポピニカ・超合金専用什器とジャンボマシンダーが並んでいます。
左の「募集 男子社員」という貼り紙がちょっと気になります(^^



上部を詳しく見てみると…

 1.ジャンボマシンダーデラックスガイキング
 2.     同上    デラックス超大型大空魔竜
 3.     同上    デラックスコンバトラーV
 4・メカロボ・ガイキング(胸部ははずされているようです)
 5.メカロボ・コンバトラーV
 6.タケミのトライアルマシン・ボスパルダー

超大型大空魔竜の箱はすごい迫力です。



什器の中にはゴレンジャー、ライディーン、コンバトラー、キョーダイン、ロボコン、忍者キャプターなどがあるようです。
導入初期のせいか、きちんとポピー製品だけになっているようですね。




こちらは別の店舗の合金玩具売り場。これだけの合金人形が並ぶと壮観です。
特にミクロマン専用什器が目を引きますね。



詳しく見てみると…

 1.タイタンシリーズカートン箱×3
 2.スパイマジシャンカートン箱
 3.アクロイヤー2の箱?
 4.スーパーミクロマンハンドバズーカ 向かって左はタイタン?
 5.    同上    ダッシュウイング
 6.ドーベルマシン?
 7.M11X~12Xタイプ?
 8.アクロイヤー?
 9.ミクロロボットマン
 10.スパイマジシャンシリーズ

ミクロマンはすべて「ハイ!たっち」スタンドで立っているようです。
最上段の真ん中はアクロイヤー2のようにも見えますがよくわかりません。



                  1.ミクロマンメカドンとカートン箱
                  2・ダイカストロボダッチPOP
                  3.ダイカストロボZ 向かって右は野球ロボ?



こちらには超合金が並んでいます。

 1.忍者キャプターシリーズ
 2.大空魔竜(スタンダード)
 3.ガイキング(スタンダード)
 4.ゴレンジャーシリーズ
 5.ガンツ先生
 6・コンバトラーV(スタンダード)
 7.ポピニカスペイザー
 8.デラックス超合金グレンダイザーのスペイザー

中段あたりはロボコンシリーズぽいですがよくわかりません。



 1.ロボガキ  左にあるのはロボパーとロボピョン?
 2.ロボプー 左はロボクイ?
 3.ロボメロ
 4.ロボピン
 5.ポピニカ基地シリーズ? 左の方にムトロポリスらしいのが見えます
 6.ロボカー 
 7.バリドリーン 
 8.バリタンク
 9.グリーンマシーン
 10.レッドマシーン
 11.ブルーマシーン
 
その他は画質の限界でよくわかりません…
棚の下に置かれた箱はトミーのパックマン(当時流行の貯金箱)ですね(^^



こちらはダイカストロボダッチの棚の下の段ですが、不明部分が多いです…

 1・マグネモ8ゴーダム?
 2.ジンクロンアポロンヘッダー
 3.ジンクロンアポロン基地
 4.ジンクロンスタンダードダイアポロン



最下段はタカトクZ合金シリーズ。

 1.ドタバッタン
 2.ダンゴロン 左にあるのはヤゴマリンとヘリボタル?
 3.ガブラ
 4.イビル
 5.ザビタン
 6.ビビューンカー




こうした写真を鮮明なカラーで見てみたいものですが、どこかで見られないものでしょうか?
資料などご存知の方はご教示いただけると幸いです。

[ 2015/11/08 22:05 ] 暫定 | TB(0) | CM(20)

ポピニカ・カウンタックの謎

ポピニカ・カウンタックの謎



画像はポピニカのアローエンブレム・カウンタックLP500S。
テレビアニメ「アローエンブレム グランプリの鷹」に登場する劇中車のカラーリングを再現したランボルギーニ・カウンタックLP500Sです。
実在車のポピニカという珍しい例になっています。



1976年後半くらいから児童間でスーパーカー人気が顕在化し、77年になるとプラモデルや玩具が各社から相次いで発売されて空前のブームになりました。


その背景のひとつには、キャラクタージャンルの人気下降があったようです。

第2次怪獣ブームから変身ブーム、マジンガーブームと推移してきた男児向けキャラクターは、グレンダイザー放送開始から半年が経過した76年春ころには人気が沈静化していました。
実写ヒーローはロボコンやゴレンジャーのように幼年向けに特化することで生き残りを図り、一方アニメも合金玩具を売るための作品が増えて、小学校高学年くらいの少年層の嗜好には合わなくなっていました。

そんな状況下、少年ジャンプ連載の「サーキットの狼」をきっかけにしたスーパーカーは、半キャラクター・半実在というハイブリッドな存在としてキャラクターから離れつつあった少年層の興味を引いた面があったと思われます。
ブーム時には父親のカメラを首から提げてスーパーカーを追いかける少年たちが話題になりましたが、彼らの中心はまさにこの年齢層でした。



テレビアニメは半年以上の準備期間が必要なので、ブームが顕在化してもすぐには対応できず、77年春季には新番組は間に合いませんでした。
よりフレキシブルな実写では、ジャッカー電撃隊の5月と7月の放送分にスーパーカーをメインとしたエピソードが作られています。
バラエティ番組では7月からテレビ東京で「対決!スーパーカークイズ」がスタートして人気になっており、「○曜スペシャル」といった番組でもスーパーカー特集がよく放送されていました。

そして迎えた77年秋の改編では、ポピー提供の「激走!ルーベンカイザー」「グランプリの鷹」、タカトク提供の「とびだせ!マシーン飛竜」「超スーパーカー ガッタイガー」という4番組が一挙に登場しました。
上の画像はポピニカ・ルーベンカイザーシリーズより。





ブーム期には多くの玩具・模型メーカーが参入して、ラジコンから消しゴムまでさまざまなスーパーカー商品が市場に溢れました。
スタンダードな1/43前後のダイキャストミニカーに限っても、画像のように多くの商品が発売されています。


サクラのスーパーカーシリーズ。ドアやボンネットが開閉します。


マルシンのミニスターシリーズ。ドアやライトがボタンで開閉するのが特徴です。


プルバック走行するシンセイのジェットマシーン。CMを頻繁に目にした記憶があります。
シンセイは「対決!スーパーカークイズ」のスポンサーだったそうです。


おなじみのヨネザワ・ダイヤペット。ただし画像のものは1/40のやや大型バージョンです。

他にも永大のグリップテクニカ43、トミーのトミカダンディなどのシリーズもあったようです。
当時は模型店でもミニカーを扱っている場合が多く、ガラスケースの中でこれらのミニカーが魅力的にピカピカ輝いていました。





そしてこのころ、ポピーの親会社のバンダイもBEC43というミニカーシリーズを発売しています。
BECとはバンダイ・エグザクト・コレクションを意味しているようで、スケールは1/43
8種あったというそのラインナップにはランボルギーニ・カウンタックLP500Sも含まれています。



ポピニカのカウンタックもスケール表示は1/43なので、同種の商品を2社が競作していることになります。

価格や対象層はやや異なると思われるので単純な比較に意味はありませんが、すでに本社の売り上げを追い越して玩具界の覇者になろうとしていたポピーと、本家たる親会社・バンダイの競作と考えるとなかなか興味深くもあります。



2台を並べてみると、上面形状は非常によく似ています。


車高はポピニカの方がやや高くなっています。


ホイールはポピニカの方が立体的な彫刻でいい感じです。


エンジンパーツはほぼそっくり……というか、もしかして同じパーツなのかも?
ディテールにごくわずかな差異はありますが、図面は共用ではないかと思えるほど酷似しています。


シャシーはまったく異なりますが、ボディへの取り付け部分が同じに見えます。
タイヤサイズはかなり違い、これが車高の差になっているようです。
ポピニカの赤いレバーはライト可動のためのもの。



後部の比較。テールライトやCOUNTACHの彫刻が同じです。
開閉部パーツの細部に違いが見られますが、ウイングの取り付けなどはほぼ同じです。

これは、ひょっとすると……





ワイパーの彫刻や車内の見え方もそっくり。


BECはチェンジレバーがライト可動のスイッチになっていますが、車内ディテールもほぼ同じに見えます。


BECのライトは通常のメタルシール、ポピニカはいわゆるプリズムシールのような光を反射する素材が用いられています。


フロントバンパーの比較。サイズ・形状はほぼ同じですが、ディテール表現に凹凸の違いがあり、これも図面は共用しているように見えます。






以上のようにこの2台には多くの酷似部分があり、基本設計が共有されているようです。
ポピニカ・カウンタックはシリーズ末期アイテムだったことを考えると、BECカウンタックの方が発売が先だった確率が高いと思われます。

その場合、ポピニカはBECの設計図面を基本流用し、細部を変更して制作されたものと考えられそうです。
ボディやドアなどは金型もそのまま流用している可能性があるかもしれません。




親会社と子会社の対決かと思ったら、実態は協力関係があったということだったようです。
そういえば、箱の中の梱包材も同じみたいですね(^^




[ 2015/11/04 01:43 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(9)