アークロン・キングジョー

アークロン・キングジョー



1976年にアークから発売されたアークロンシリーズのキングジョー。



アークはブルマァクと協力関係にあった中堅玩具会社で、アークロンはウルトラ怪獣を題材にした合金ロボットシリーズです。
ミクロマンなどの影響か、各部の分解・組み換えが特徴となっています。



キングジョーのデザインはジャミラヤザラブ星人と同様に中の演者のシルエットを隠す狙いがあったようです。
準備稿では怪獣然とした巨大な顔が描かれていましたが、決定デザインではシンプルで無機的な頭部になっています。
セブンもかなわない強敵でありながら、その顔はむしろかわいさを感じさせる印象ですが…



デザインの発想はこういうことだったようです。成田亨の天才性、おそるべし。






アークロンは画像のキングジョー、レッドキング、バルタン星人のほかゴモラ、ブラックキング、キングコング(1976版)の全6種が発売されており、キングジョーがナンバー01になっています。
キングジョー以外も有名怪獣ですが、軟質な素材感のソフト人形では人気を得ても、合金玩具にするのはいささか無理が感じられます。



このころブルマァクは、アークより1年先行して東宝怪獣の合金玩具をジンクロンシリーズで展開していました。
画像の3体のほかキングギドラ、ガイガン、アンギラスが発売され、モスラ成虫とモゲラも予告されていました。
ジンクロン怪獣の発売順は未確認ですが、STナンバーではメカゴジラがもっとも若い番号のようです。


1975~77年ころは、ポピーの超合金のヒットを受けて多くの玩具会社が合金玩具に参入しています。
アークロンやジンクロンも、それぞれキングジョー、メカゴジラというロボット怪獣を梃子にシリーズ展開を試みたようですが、当時の児童だった自分は「いくら超合金が人気だからって、これは無茶だろ…」と冷めた目で見ていました。

現在ふり返れば、ポピーでさえ超合金仮面ライダーアマゾンやジャンボマシンダーウルトラマンレオなどを発売していたのだから、他メーカーがなりふり構わず追随していったのは当然の流れだったのでしょう。





1978年の第3次怪獣ブームでは、ポピーの超合金でキングジョーとメカゴジラが商品化されています。
対象をロボット怪獣だけに絞ったのは、超合金の本家としての矜持でしょうか。
(画像の超合金は腹部シール欠損)






なお、アークロンのキングコングは当初はブルマァクのジンクロンとして発売される予定でした。
画像は玩具商報1977年1月号(商報社)のブルマァク商品紹介記事より。
発売元変更の理由は不明ですが、アークロンの雑誌広告などでキングコングにのみ「企画ブルマァク」とクレジットされているのはこうした事情によるものだったようです。



同じ記事にはジンクロンボーンフリーシリーズの発売予定も掲載されています。
大小2種のボーンフリー号とフリービークル、キャリーバードが予定されていたようですが、これらの現物や写真は見たことがありません。

完全に未発売だったのか、そうだとするとどの程度まで準備が進んでいたのか、気になるところです。



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[ 2015/09/27 19:38 ] 合金・プラトイ | TB(0) | CM(15)

ザ・ウルトラマン

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画像はザ・ウルトラマンが連載されていたころ店頭に並んでいたキングザウルスシリーズとBIGシリーズの台紙裏です。




[ 2015/09/07 00:27 ] 暫定 | TB(0) | CM(8)