タイムマシンで

タイムマシンで
 
 
タイムマシンが手に入ったので、この連休はちょっと1970年代に行ってきました。
記念に写真をたくさん撮ったので、いくつかお見せします。
 
 

1974年10月、全日本プラホビー見本市のバンダイ模型ブースの様子(1)。
年末商戦の目玉商品としてグレートマジンガー秘密基地が大きく扱われています。
グループ企業のよしみか、奥にはディスプレイとしてジャンボマシンダーが置かれているようです。
左手にはゼロテスター、サンダーバード、人気マスコミシリーズの展示スペースがあります。
 
 

こちらは同じ見本市のアオシマブース(1)。
ゼンマイ版のザボーガーとマシンザボーガーが並べられていますが、この時点では合体マシンはパネル展示のみだったようです。
手前にたくさん並べられたのは小さなバイキングビッケシリーズ。
 
 

1975年3月ころの、とある玩具問屋にて(2)。
いまや稀少品のポピーの早乙女研究所が、半ダースのカートン箱で無造作に積まれています…
 
 

1975年3月、春の大阪玩具見本市にて、ポピーのブース(2)。
ロボコンの空ビ人形が並べられた手前には、グレートマジンガーの店頭用大型展示人形が見えます。
こうして見ると、頭部の造形はかなりカッコイイですね。
 
 

1975年10月に行われた仙台市玩具合同見本市でのタカラブースの様子(3)。
イチオシはロボットマンで、マグネモジーグは試作品が置かれているようです。
 

同じ頃、都内のとある玩具店のレジにて(3)。
このミクロマン専用什器は多くの売り場で見かけました。
 
 

こちらは1976年10月ころ、栃木県の某店にて(4)。
ポピーの専用什器の上に、これでもかと合金玩具が並べられています。新品のバトルジェット、いいなあ…
 
 

1977年5月の第16回静岡プラスチックモデル見本市の様子(5)。
バンダイ模型は未来都市風のブースに各作品を展示しています。
大鉄人17とダンガードAは電動とジョイントモデル、ボルテスVはボルトインモデルの試作品のようです。
未発売に終わった電動スカイエースらしき試作品が置かれているのが注目されます。
 
 

最後は同見本市のアオシマブースです(5)。
いったい何個あるんだ?という感じの合体巨艦ヤマトが大迫力。
パネル展示の合体カウンタックはこの後8月に発売されました。
 

 
(1)…トイジャーナル1974年10月号(東京玩具人形問屋協同組合)より。
(2)…トイジャーナル1975年4月号より。
(3)…トイジャーナル1975年11月号より。
(4)…トイズマガジン1976年10月号(トイズマガジン社)より。
(5)…トイジャーナル1977年7月号より。
 
 
この種の写真の発掘は、ネタに困ったらまたやるかもしれません(^^
 
 
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[ 2014/07/22 01:20 ] 暫定 | TB(0) | CM(8)

DXグレートマジンガー 存在確認

DXグレートマジンガー 存在確認


バンダイ模型が1974年末~75年春ころに展開したDXモデルシリーズ(参照12)。
全4種のうちグレートマジンガーは、発売自体は確定していながら現存する実物がこれまでほとんど確認できませんでした。


今回、組済みジャンク品ですがようやく現物を確認、入手しました。
商品内容はほぼ以前予想した通りで、赤色成型のパーツにメッキ・塗装が施されています。



同時にゲッター1のジャンク品も入手したので、いずれ全4種それぞれについて記事にしたいと考えています。
いつになるかはわかりませんが(^^;)


[ 2014/07/08 00:02 ] ジョイントモデル以前 | TB(0) | CM(4)

ヒトデとコウモリ

ヒトデとコウモリ
 
 

 
ウルトラマン第13話に登場したペスターは、ヒトデをふたつ並べたような身体にコウモリの頭部を持つという不思議なデザインです。
画像は美研のウルトラ怪獣手帳NO.1と同社スケールモデル怪獣。
 
 

成田亨画集ウルトラ怪獣デザイン編(朝日ソノラマ1983)によれば、ドドンゴでは演者二人を縦に並べたので次は横に並べてみようという発想が先行していたそうで、ヒトデのようなボディは二人を横に並べたシルエットの必然として導かれたようです。
ではそこにコウモリの顔を組み合わせるというアイディアはどこから出てきたのでしょうか。
 
 

画像は現代コミクスウルトラマン(現代芸術社)1967年8月号付録の「怪獣大パノラマ」、成田氏の画稿です。
 
 

このポスターで描かれたペスターは本編の撮影用スーツとはかなり印象が異なり、羽ばたくように身体を動かしているように見えます。
 
つまりボディ部分はヒトデであると同時に翼を広げたシルエットの意味もあわせ持つと考えることができ、そのように解釈すると中央の頭部がコウモリになっているのはむしろ当然ということになります。
一見奇抜なようでいて、実は安定感のある組み合わせでもあると考えられるのです。
 
初期ウルトラ怪獣には地球のどこかに実在していそうな不思議な存在感がありますが、奇をてらうだけでない高度な組み合わせの発想にも、その秘密があるのかもしれません。
 

上のペスターのように、撮影用スーツと成田氏のイラストでイメージにギャップが感じられる例は他にもあります。
視聴者には本編中に登場した怪獣が本物ですが、デザイナーの成田氏にとっては自分のイメージこそが本物であり、撮影用スーツはそれを現実化した二次的なものという位置付けになる、ということでしょうか。
 
撮影用スーツにはさまざまな制約があり、当初のイメージとは異なる部分や妥協せざるを得ないところも出て来てしまうものと考えられます。
ただし造形段階でデザインよりもさらに良くなったり新たなアイディアが加わる場合もあるので、あくまでケースバイケースではあるのですが。
 
 

例えばケムール人のスーツには植毛がありますが、これは頭部とボディを一体造形できなかったために継ぎ目をごまかすための措置だったそうです。成田画のケムールには毛は描かれていません。
画像はウルトラマン決定版!怪獣カード(現代芸術社1966)より。
 
 

 

また1980年代中盤のガレージキット隆盛期には、リアルと称してスーツのしわやファスナーなどを執拗に造形する傾向がありましたが、当時成田氏はそれに疑問を呈す発言をされていました。
画像はバンダイ製DXリアルファイティングウルトラマンより。
 
イメージと現実との落差による妥協で生まれたそうした部分は、デザイナーとしては不要な要素に違いありません。
せっかく制約の無い条件で造形できるのに、理想を追求しないでつまらない細部にこだわり続けるという姿勢は、芸術家である成田氏には理解しがたいものだったのかもしれません。
 
[ 2014/07/02 10:57 ] 暫定 | TB(0) | CM(2)